あの日、茜色のきみに恋をした。 (マイナビ出版ファン文庫)

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  • マイナビ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839965167

作品紹介・あらすじ

十年の時を経て、ふたりの想いは交錯する――。珠玉の恋愛小説。

小学生時代にいじめられていた経験のある優菜は、自分のような子どもを減らしたいという想いで小学校教諭となった。
しかし赴任早々、自分をいじめていた酒屋の息子、志郎と再会する。
優菜はなるべく関わらないようにするのだが、学校の職業体験の授業で志郎の店にも協力してもらうことになってしまう。
それをきっかけにふたりの関係は徐々に変化していくのだった――。
ひとりの女性の葛藤と成長を描いた、珠玉のラブストーリー。

第1回お仕事小説コン入選作を、書籍化にあたり改題、大幅に加筆修正した傑作。
読後、どこか懐かしいような甘酸っぱい気持ちになります。

感想・レビュー・書評

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  • 優菜の仕事に対する姿勢がまっすぐで、頑張っていて好感が持てました。
    いじめ駄目絶対。と思うので、いじめっ子に対して優菜は優しすぎるとは思ったのですが、この結果が彼女にとっては良かったのだろうなと思います。

  • 投稿サイトで公開されていた頃から、ずっと好きな作品。
    電子版、書籍版、全て読みました。

    過去にいじめられた相手を、大人になって新しい立場で接するようになり、果たして恋愛に結びつくのか……?
    恋愛要素よりも、主人公・優菜と子どもたちが、いろいろな葛藤をしながら、変化していくところを感じてもらいたいと思います。

  • 一言でいうなら、いじめられっ子だったヒロインと、いじめっ子のヒーローが、大人になってから出会い、仲良くなるお話。

    ヒロインが教師として悩みながら成長していく様が丁寧に描かれている。
    文章も読みやすく、わかりやすく、風景描写も過多ではない。学校行事もリアルで、なつかしい気持ちになった。

    ただ、私自身も男の子にいじめられた経験があるため、いじめっ子に信頼を寄せるヒロインにはまったく共感できなかった。
    いじめたやつが謝罪して、ちょっとばかり役に立ったからといって、いじめの事実はなくなりはしない。ヒーローが声をかけてくるだけで気持ち悪いし、怖いと何度も思った。


    作者さんはとてもやさしいひとなのだろう。
    私ならば、ヒーローがこっぴどくふられる話にしてしまうところだ。

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著者プロフィール

関西出身。趣味はなんでも作ること。
2014年『灰色のマリエ』で小説家デビュー。 以降「文野さと」名義で、恋愛小説を多数出版。
本作は「第1回お仕事小説コン」入選作「茜色の君に恋をする」(楽ノベ文庫)を改題、大幅に加筆修正したものとなる。

「2018年 『あの日、茜色のきみに恋をした。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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