- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840120920
作品紹介・あらすじ
…おばあちゃん、まるで後を追うみたいだったね。病院で、返事をしないおばあちゃんにむかって、話しかけてたよね。「ねえ、音楽は聞こえてる?」(「死者のための音楽」より)。怪談専門誌『幽』の連載で話題騒然の作家、待望の初単行本。
感想・レビュー・書評
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今回の作品はどれもわかりやすく自分の肌に合った話ばかりだった。
違う作品を読んだ時は意味が分からず次元が違うと思っていただけに構えて読んだから受け入れやすかったのかも知れないが鳥を助けて鶴の恩返しみたい??な恩返しをする話は鳥は善悪が分からず全て願いを叶えるためだけに行動する。鳥肌もののストーリーだった。
分かりやすい異次元の冷えた世界と美しい世界と雰囲気のそんな作品だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山白朝子さん単独の本を読むのは初でした。
白髪の上品なおばあさんが優しく語りかけているような不思議な本でした。
中身はホラーなのに。昔話を聞いているような。
ホラーなのに優雅な時が流れているような不思議な感覚でした。
どれも良かったけど、黄金工場がなんとも言えない冷やっと薄寒い、残暑の今ごろにぴったりな話でした。女って怖っ! -
山白朝子さんの本は美しいです(^^)
今作も白&黒、スピンが黒!死のイメージ…
短編七作で一作が程よい長さですね♪
静かで独特な文章
まるで子供に読み聞かせするような静かな語り口
ちょっと残酷なお話もありますが(^^;)
どれも「死」にまつわる話
ラスト二作はホロっときましたね(u_u)
母親と過ごす事が後何年あるのだろうか…
できる限りの事をしてやりたいと思う今日この頃
そして娘との時間も大切にしたいな(^ ^)
息子夫婦もまだまだ気になるし…
まだまだ死ねぬ…頑張るぞ( ̄▽ ̄)
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2023/03/18
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2023/03/20
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1Q8401さん
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔゾウショクチュウ
笑!!1Q8401さん
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔゾウショクチュウ
笑!!2023/03/14 -
2023/03/14
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2023/03/14
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なかなか良かった、初めての山白朝子さん。
七話の短編、少し怖い不思議な“日本昔ばなし”に“芥川龍之介”を漂わせたような雰囲気のお話も。
最後の二話、「鳥とファフロッキーズ現象について」と「死者のための音楽」では、涙がポロリ…でした。
「死者のための音楽」は、母と娘の往復書簡のような、本心を互いに語りかけるのですが、迂闊にもジ~ンときてしまいました。
私は自分の母親とは折り合いが悪く、もし親子でなかったら知り合いにすらなりたくないと思っています。
なので勝手に、自分と娘とで重ね合わせてジ~ンとしました。
もちろんフィクションでですが、人間が死んでしまう話は平気なのに、動物に攻撃したり虐待する描写は、読むのが辛く苦しいです。
動物が息を引き取るシーンなど読んでしまうと、数時間は心を持っていかれてます。
次の山白朝子さんは、「エムブリヲ〜」です。-
土瓶さん、「メアリー・スー」って、お洒落ですよね。
日常生活の中で、どうにか「メアリー・スー」という言葉を使いたいんですけど、なかなかチャン...土瓶さん、「メアリー・スー」って、お洒落ですよね。
日常生活の中で、どうにか「メアリー・スー」という言葉を使いたいんですけど、なかなかチャンスがなくて。
本当に乙一さんて色々な事を知っていますよね、
何でも知っていて、まるでタモさんみたいですね。2023/03/07 -
2023/03/07
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あれっ…!?
何かあゆみりんさんからスーッとバトンがまわってきたぞ
(゜o゜;
私、今、乙一さんが増殖してるけど山白さんも増殖して大丈夫かな...あれっ…!?
何かあゆみりんさんからスーッとバトンがまわってきたぞ
(゜o゜;
私、今、乙一さんが増殖してるけど山白さんも増殖して大丈夫かな…(^_^;)2023/03/07
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さまざまな時代の人々が体験する生と死。
主に死者の世界や異界のものについてが軸となり、詳細に描写されている。またそれぞれに悲しみや悔しさ、切なさなどのマイナスの感情、救いを求めたり、憧れを持ったり、人とふれあったりするプラスの感情が複雑に絡み合っており、なんとも言えない気持ちにさせられる。 -
弱い人たちの、ささやかな愛の勝利の物語集でした。
特に表題作は、自分の音楽観とも合い、素晴らしかったです。 -
乙一のむかし変名で出していた書籍。ホラーということで、怖い話が中心だが、いまいち。最後の二編は乙一さんらしさが出ていて、よかった。
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小説