草食系男子の恋愛学

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840123761

作品紹介・あらすじ

まじめで誠実なのに、恋愛に積極的でない「草食系男子」。さまざまなハードルを乗り越え「きちんと愛し、愛される人間」になるための新しいコミュニケーション学。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでみると特に草食系男子限定のものとは思われません。
    このような題名にしてしまうと
    一時のブームでとびつく読者が多くなりそうですが
    細々と永く読まれていい本だと思います。

    >「私はなぜこの本を書くのか」より
    恋愛することによって、人は、1人ではけっして味わえないような、しみじみとした幸せな経験を、好きな人とのあいだで分かち合うことができる。「出会えてほんとうによかった」という気持ちを二人で共有できるのである。私はこの本を通じて、そのことを何度も語っていくことになるだろう。


    ぐっどうぃる博士の相談室や本で、男性不信の傾向でしたが
    こういうことを語る男性がいてほっとしました。


    >「恋愛が私たちの人生にくれる最大の贈り物とは」より
    恋愛を通して、私たちは深い意味での「優しさ」を学ぶことができる。これこそが、恋愛が私たちの人生にもたらしてくれる最大の贈り物なのである。


    これはぐっどうぃる博士も似たようなことを言われています。
    そうなんだ


    >「恋愛が私たちの人生にくれる最大の贈り物とは」より
    惹かれあう二人が、恋愛をすることによって、互いにかぎりなく自由になっていくとすれば、それはとても素晴しいことではないだろうか。二人で一緒に時間を過ごせるときには、いまここに二人でいることの幸せをじっくり噛みしめて味わい、そしてまた、このかけがえのない人生の中で二人が出会えたことを心から感謝することができるようになれば、それはこのうえない至福ではないだろうか。

  • 草食系男子もそうでない男子も
    一読あれ、必読の一冊!!!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「必読の一冊!」
      女の子の気持ちが判るようになるのかな?
      「必読の一冊!」
      女の子の気持ちが判るようになるのかな?
      2013/01/15
  • 2019年11月16日にネットオッフAmazon店で購入した。

  • 生物学または社会学における性差を考える上で、恋愛ほど具体例たり得るものはない。

    本を自分の視座で面白く読むことも読者の教養の表れである。

  • 恋愛について、1人の人間として丁寧に掘り下げた本。

  • 著者が若い頃「好きな女性にデートをもうしこんでも、常に振られていた」その経験を生かして好きな女性に振り向いてもらう為に何をすればいいのかを、そして何を考えて何を男に求めてあるのかをうまく解き示している。
    この場合テクニックは必要としない。どうせ君の素の人間性が出るのであるからそのまを出せばいい。ただ経験が慣れている人よりは不慣れなだけだ。大事なのは女性が何を男に求めているかということだ。場面場面での心理気持ちを分かり易くしめしている。
     分かっててもなかなか実行できないんだよね。でも簡単に誘うことを勧めている。流れで男の友人を誘うようにすることも、陥りがちなのは誘いのタイミングをのがし「るつぼに」ハマって振られるのが全く怖くなって「とっびんしゃん」になっちゃう男子。好きになりそうな予感がしたら誘うことだ。なんてことをいってる。

  • 草食系男子の恋愛学とあるけれど、草食系に限らず一般的な人付き合いにもあてはまるんじゃないかなぁと思う。所々参考になった。

  • 恋愛において大事にするところを話す本
    基本的なところを述べているから新しい発見というのは難しいかも。
    なかなか守れないものなんだけども。
    相手のことを考えましょうということが。

  • 草食系男子の為の恋愛指南本

    目次
    <blockquote>はじめに 私はなぜこの本を書くのか
    第1章 女性に集中し、話をよく聴くこと~いまこの時の大切さを知る~
     1「私だけに集中してくれる」が女性の求めるもの
     2 心を通わせるための「話の聴き方」
     3「あなたを尊重しています」を伝えること
    第2章 女性の「身」になって考えること~心とセックスと社会的位置を知る~
     1 女性の性について考える
     2 女性の心理について考える
     3 社会の中の女性を考える
    第3章 成長したいと願い、夢を持つこと~魅力はどこから生まれるのか~
     1 己の劣等感との付き合い方
     2 「いい人」から「恋人」に変わるとき
     3 恋愛が私たちの人生にくれる最大の贈り物とは

    エピローグ 暗い青春には意味がある
    「草食系男子」のための読書案内</blockquote>
    いやあ、裏切られた。
    そもそも草食系男子について知りたい為に借りたのだが、もののみごとに恋愛指南本だったというオチ。
    ただし、中身はかなり良くできてて、女性の心に迫るいい内容となっている

    でもま、話をよく聞いて、女性ならではの事情を知り、その上でつきあうべし……というものだったりする。しかもまぁ……セックスの話まできっちりしてるから、至れり尽くせりだな。

    なかなか、しっかり芯を捕らえた論理なので、一読の価値はあるんじゃないかな……。
    文章も柔らかく、強制するというより、柔らかくココロに入ってくる……という感じ。

    草食系らしい女性との付き合い方……というもんだろうな。これだけが正解とは限らないが、
    この内容で、いくらか女性との距離を縮めて触れ合うことは間違いなく可能だと思う。
    問題はその次だろうなぁ……。

  • まあ、恋愛のしかたとか

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著者プロフィール

1958年高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪府立大学にて、博士(人間科学)。東京大学、国際日本文化研究センター、大阪府立大学現代システム科学域を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう。著書に、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』(勁草書房)、『増補決定版 脳死の人』『完全版 宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『無痛文明論』(トランスビュー)、『決定版 感じない男』『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『生命観を問いなおす――エコロジーから脳死まで』(ちくま新書)、『草食系男子の恋愛学』(MF文庫ダ・ヴィンチ)、『33個めの石――傷ついた現代のための哲学』(角川文庫)、『生者と死者をつなぐ――鎮魂と再生のための哲学』(春秋社)、『まんが 哲学入門――生きるって何だろう?』(講談社現代新書)、『生まれてこないほうが良かったのか?』(筑摩選書)ほか多数。

「2022年 『人生相談を哲学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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