先生と僕② ―夏目漱石を囲む人々― (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840137959

感想・レビュー・書評

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  • 熊大出身なので、五高時代をとても楽しく読みました。赤レンガのあたりをきっと漱石も歩いていたんだなぁ、とか。
    漱石は随筆と短編しか読んでなくて、それは漱石の書くお話よりも漱石本人に興味があったからなんだけど、この巻を読んでから、長編も読んでみようかと思いました。
    それにしてもこのシリーズを読むと、漱石も漱石の周りの人たちも本当に愛しいというか、あのー、失礼を承知で言うなら、男の人たちって馬鹿よねぇ、というか……この人たちの奥さんは大変だっただろうなぁとしみじみ思います。楠緒子さんをその括りに入れていいのかどうかはわかんないけども。

  • しばらく買わないつもりだったけれど、熊本に旅行に来た記念に購入^^
    漱石先生の熊本時代の家見てきました~
    寺田寅彦が居候するのを断念した例の物置もありました(笑)

  • 漱石先生と愉快な仲間たちの4コマ漫画
    第2弾で〜す!

    今回は倫敦時代のネタもたくさんあって
    なんか楽しかったです(*´∀`*)
    やっぱり漱石って、知れば知るほど面白い。
    研究家の人々がハマるわけだわ(笑)

    俳句好きのことから、小説を書くきっかけ、
    新聞社に入社したいきさつなど
    4コマで上手くまとめてくれていて
    たいへん勉強になりました!

  • これは面白い!
    シリーズ前作読み終えたい!

  • 熊本へ、そして留学を経て日本に戻って
    さらに先生という立場から小説家へ。

    世話を焼いてもらい、自身も世話を焼く。
    しかしその背後には、書生の面倒を見る奥さんの姿も。
    ものすごい恐妻家、というのをどこかで読んだ覚えが
    あるのですが、まったくそんな感じもなく。

    やっと小説家の道を進み始めた…進めるように。
    きっかけって、軽いものだったのですね。
    押しが弱いが故? と思う所もあるような
    続編の書き方。

    友人との別れもあり、で少々しんみりしてしまう所も。
    しかし…朝日って、東京と大阪で分かれていたとは。
    別の事を新発見。

  • この巻も楽しませていただきました。特に英国留学中の、「言いたい日本語の適切な訳が無い!」や「義侠にいたっては概念自体がない!」など文化の違いをどうしたらいいかわからないイライラ。そして留学から帰ってきたら、幼い娘は懐かないという・・・(T∇T)。しかし非常に残念なこともあって、親友の正岡子規が亡くなったのがやはり寂しい・・・。一方漱石先生も、定期的な収入のある教職を捨て、筆一本でやってく決意をする。その影に前任の小泉八雲が突然首切りにあったことが影響していたとかしていないとか・・・。漱石先生、激動の時代に入っていくのですね。

  • 一応、大体時系列に沿って居る様です。一巻で学生時代や晩年迄出ていたので、登場人物がより細かく取り上げられて楽しかったです。
    教師時代も意外に長かったんだなぁと知りました。
    是公が全然出てこなかったのは残念ですが、寺田寅彦、正岡子規、菅虎雄が素敵過ぎます。
    弟子たちが、何でこんなに夏目先生を愛しているのか、事実だと思えば思うほど、この人達をより知りたくなる。
    鈴木三重吉、松根豊次郎も気になります。

  • 読了日20121216

  • 寺田寅彦が愛おしい…!!

  • 漱石さんの留学の話とか教師から作家に転化するまでの話とか。一巻に比べて漱石さん自身の所感が多いかな。漱石さんの人となりがよく見えてくる二巻目であります。

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著者プロフィール

漫画家。青森県生まれ。著書に『先生と僕 夏目漱石を囲む人々』『漱石とはずがたり』『夏目漱石解体全書』『ステラ』『大正四葉セレナーデ』『おじさんとポニーテール』など。

「2018年 『先生と僕 夏目漱石を囲む人々 作家篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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