- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840146173
感想・レビュー・書評
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「結果より過程が大事」とはよく聞く言葉ですが、それを広げたような内容。
人は結果を求めて動きますが、その過程に当たるプロセスは、努力や工夫に織りなされているものであり、見過ごしてはならないと著者は話します。
ハッキリとした結果がなくとも、常にプロセスを持ち続けていることで、継続的に良い結果を残しているとも。
職場に「目標」があふれていても「目的」がない会社には、元気が見られないとのこと。
職員のモチベーションの持ち方が違ってきそうです。
理想的なのは「楽して行えるか」ではなく「楽しんで行えるか」ということで、楽しむ気持ちがあると無駄や苦労も厭わず、必ずしも効率を求めず、プロセスそのものを楽しめるからだとのこと。
逆に、「楽して」は効率を求めるため、時にプロセスを飛ばすこともあるからだそうです。
やり続ける持続性が経験と自信を生み、粘り強い人間になっていくため、真に人を作るのはプロセスだという意見。
未完成でもいいから突き進み、失敗という結果もまた有意義な一歩が前進できるため、失敗を恐れないようにということです。
少し前には「効率的に物事をこなす」「失敗をしないように十分見極める」という内容のビジネス書をよく目にしたように思いますが、その逆の論ということでしょう。
たしかに、効率にこだわり過ぎると、新たなチャレンジはなかなかしづらいもの。
かといって簡単に挑戦を重ねて失敗続きになるのも考えものです。
どちらの考えも納得がいくものですが、結局はハウツーにこだわりすぎず、自分のやりやすいようにこなしていくのが一番結果が上がるものだろうと考えました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メモに自分の思想をすぐ残す(自分はスマホでやる)
良いアイディアでもすぐに忘れてしまう -
レビュー省略
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アイデアを思いついたらメモを取ろう!
大切なのは、「何のために?」という目的。目的があってこその目標であり、プロセス、そして結果なのである。
最後に進むにつれて面白かった! -
実力主義・結果主義が上げられる中結果にこだわるのではなく、正しいプロセスで仕事を進めるプロセス主義こそ重要ではないか?ということから思考法を帰るべきだ。
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イメージしていた内容と違っていたので、少し残念。
予想以上に、ビジネスの場面の話が多かったので共感しづらかった。
つかみきれない話が多かったですが、「七放五落十二達」の考え方は印象的でした。
終章に書いてある「大いなる目的を持って、そこにつながる大いなるプロセスを楽しもう!」というメッセージに著者の想いが込められているように思う。
結果をただ軽んじていいというものではないですね。 -
短期の結果に一喜一憂することなく、長期的な視点で目指すべきゴール(目的)定め、そこをぶれずに目指していくことで、長期的には成功といえる状況にたどり着くという。
特に事業組織においては、皆が目標を共有し、各自がそこに貢献しようと生産的になれる関係が、よい人間関係だといえるという。
また、挑戦することの重要性を、「結果を出すこと」は自分が掲げた大きな目的の下ではプロセスの一部になるという。つまり、目標に向かって何かをやったときに、「失敗に終わった結果」もまた、大きな目標を成就させるための立派なプロセスになるということである。
明確に目標をもち、挑戦し続けることの重要性を再認識した。 -
プロセス重視の自分の考え方をまとめて代弁してくれているような本。
なぜプロセスが大切なのかを概念的に説明してくれている。
良本だとは思うのだが、3章・4章の具体事例と実践方法が、あまりに的外れなのが残念。 -
偶然にも左右される結果よりも、成長につながるプロセスが大事。
目標管理も本来はそういうことなんじゃないか。