- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840146517
作品紹介・あらすじ
小野不由美が描く九十九の怪異。九年ぶりの新作は百物語怪談本。
怪談専門誌『幽』に掲載された作品に加え、新作書き下ろし十八編を収録。
新潮社から同日発売される『残穢』は、本書とリンクした作品です。
感想・レビュー・書評
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11月22日は「いい夫婦の日」なんだそうですね
「何がいい夫婦の日じゃ、喧嘩売ってんのがゴルァ!ヽ(`Д´#)ノ」って一Qさんが言ってました
近くの図書館で「いい夫婦の日」企画で夫婦で作家さん特集というのをやってました
「夫婦で作家さんだからっていい夫婦とは限らんだろがゴルァ!ヽ(`Д´#)ノ」って一Qさんが言ってました
なんかあったんですかね一Qさん、心配です
それはそうと図書館です
夫婦で作家さん特集です
まぁ何組か紹介されてたんですがそのうちの一組で綾辻行人さん小野不由美さんご夫妻が取り上げられていて
本作『鬼談百景』と綾辻行人さん『深泥丘奇談』が並べられていました
おお、ここの司書さんいいセンスしてるなぁと思っていたんですが、一ヶ月近く展示されていたのに誰も借りる気配がなく、いやいやこのセンスの良さを誰かが評価してあげないかんやろ!と思い急遽昨日借りてきました
内容は短い99の怪談で、次々オチがやってくるので、けっこう怖かったです
で、百景なのに99?と思ったら『残穢』が100話目ということなんですってさ
よし、『深泥丘奇談』読むぞ!
(*ひまわりめろんの本棚では心配な1Q84O1さんへの応援メッセージを募集してます!よろしくお願いします!) -
カバーの雰囲気と「幽BOOKS」の文字に惹かれて手に取りました。小野不由美さんはゴーストものが有名らしいのですが読んだことがなく…。だいぶ期待していたもののガツンとくる話はなかったです。世にも奇妙な…的なストーリーが多かったように思います。
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図書館の夏の怪談・ホラー企画のところに並んでいた本。
「ひぃ〜」と思わず声が出てしまうような短編ばかり。
闇はそこにあるだけでゾワゾワするのに、いるはずのないものや、関わりたくないものがそこへ加わると……わぁぁぁぁ。
想像するだけで怖い。
あまりにも怖かったので昼間にしか読めず(笑)。 -
夜には読めない、百物語怪談。
淡々としているからこそ、こわい。
「すべてを語らないこその怖さ」、体験して欲しい。 -
怪談の大切な要素に「破綻」がある。
怖い体験、不思議な経験をした人の話は部分的に、意味不明だったり、辻褄が合わなかったり、尻切れトンボだったりする。物語として矛盾していても、「本当にそうだったんだから仕方ないでしょ!」と言われれば納得するしかない。むしろ説得力さえ感じる。
逆に、スッキリ説明のつく話、起承転結が整った物語などは作り話である可能性がある。
作り話がダメだと言っているのではない。怪談の評価は、物語に触れた者の内面に立ち上がる恐怖の質と量に求めるべきであり、実話だろうが創作だろうが優劣はないのだ。
ただ、創作怪談を書く場合、「破綻」を上手に処理する必要はあるだろう。やり過ぎれば失敗だし、足りなければ説得力を欠く。
その点も踏まえ、この『鬼談百景』は興味深い作品だ。なにせ実話か創作かはっきりしない。著者も出版社も、多分わざと、そこには触れていない。その「もやもや感」が不安と恐怖を増幅する。実話であれば平均点以上の「実話怪談」だし、創作なら物語の破綻を駆使した「掌編怪奇小説」と言えるのだが。
また、同時発売された長編ホラー小説『残穢(ざんえ)』(こちらはモヤモヤ恐怖が超大盛り!)とリンクした物語もあるとかないとか・・・漠然とした不安だらけだが、それも含め怪談の醍醐味なので、楽しみかたも多様だ。
一話が短いため、休憩や移動中、家事の合間の拾い読みなどにも適しています。ただし、寝る前に読むと夢みるかも・・・。 -
リタイア。直接こわい訳ではないけれど、うすら寒い短編(断片と言ってもいい)が詰まってる本。
もうやだこわい。しばらく小野不由美はよしておきます。
何だかんだ言いつつ読了。うすら寒い。 -
1~5ページという短さ。
シンプル、淡々とした文章・・・その繰り返し。
だけど、怖い。
どの話も怖い。
それが延々と重なるのだから、
本当に怖い。
長編だけでなく、
短編でも稀有な書き手であることを示した、怖い作品集。
まさに百物語。 -
馴染みありそな、いろんな怪談
【内容】
学校怪談的な現代の怪談集。
淡々とした記述は、その方が効果的だからだろう。
【感想】
よくある話ではあるがけっこうおもしろい。
個人的にちょっと怖かったのは3コマのフィルムの話かな?
これを読んでる最中にちょっと不思議なことがありました。
さっき読んだばかりの話がもう一度出てきたのです。
「あれ?」
と思ってそのあとをめくってみると数編がたしかに読んだ話。
それが、2回ありました。
製本のミスで同じページが重複してるのかと、通しのページ数をパラパラっと確認してみたけどなんの問題もなかったです。
後半は一気に読んだので、本から手を離してないはずなのですが。
あ!?これで百話目に?
(2013年11月09日読了) -
小野不由美じゃなくても書けたんじゃないかと。期待しすぎたかな
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図書館より
怪談系のショート・ショートを99編収録した短編集。
どの短編も怪談らしいというか、派手に怖いわけでもなくすっきりとしない不気味さが残る作品が多いです。
同系統のショート・ショートが続くのでなかなか一つ一つの短編が印象に残りにくいのですが、一話読み終えるごとに何とも言いようのない不安感や不気味さが積み重なっていきます。
どの話も数ページしかないので空き時間に少しずつ読むのにも適した作品ですが、個人的には一日で十数話くらい一気に読み終えると、不気味さが余韻として楽しめるような気がします。それが夜寝る前だとさらに不気味さが増します。怖がりの人にはあまりおススメできない読み方ではありますが(笑)
コメント欄見たら…ヮ(゚д゚)ォ!
ゆーき本さん、今日もがんばりました!
ひま師匠、この緊張感こそいい夫婦の秘訣ですね!
みんみ...
コメント欄見たら…ヮ(゚д゚)ォ!
ゆーき本さん、今日もがんばりました!
ひま師匠、この緊張感こそいい夫婦の秘訣ですね!
みんみんさん、夫は死にましぇーーーーん!頑張ります!
おびさん、焼かないでぇー!
土瓶師匠、確かに云いました!
そして、1Q夫婦は職場結婚でした!
百話物語は百話話し切ったら不幸が訪れる、って小野不由美さん知ってますよね。「残穢」て、やはり実話なの...
百話物語は百話話し切ったら不幸が訪れる、って小野不由美さん知ってますよね。「残穢」て、やはり実話なのか?まぁどちらも読んでないんですけどね。
さすがの小野不由美さんですね
『残穢』は実話という体を貫いてましたが、よくわかりませんね〜
さすがの小野不由美さんですね
『残穢』は実話という体を貫いてましたが、よくわかりませんね〜