- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840210881
感想・レビュー・書評
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記憶力が悪いのは絶対的に損だと思いつつ読んでいました。「ブギーポップは笑わない」で出てきたお馴染みのキャラがたくさん登場するんですが、如何せんはっきりと思い出せないのです。せっかくの懐かしい人の登場を存分に味わえなかったのがとても残念です。
それはともかくとして、今回は人間の内面の戦いでした。なんて言うか、形としての世界の敵の存在がなかったんです。歪曲王は、誰もが持っている心の歪みです。歪曲王が見せた世界では、冴子の世界が一番好きです。罪悪感という歪みは優しさからくるものだっていう言葉は確かに苦痛を黄金に変えてくれたように思います。
私の中で衝撃的だったのは、「笑わない」はずのブギーポップが笑ったこと。そう見えただけかもしれないのだけど、確かに微笑んだんです。冴子の言葉に。そして上遠野さんの小説の構図は相変わらず私の期待を裏切らず素敵なものでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人的にはシリーズでパンドラと並ぶ傑作に挙げたい1冊。「人が持つ歪みを黄金に変える」という歪曲王、いまだに思い出す印象的なエピソードです。劇中のカツサンドを食べるシーンがやたらと美味しそうで記憶に残っている。
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数年経ってから読み返したら、大分印象が変わりました。こんなに面白い(というか良い)とは!
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読みづらいかな。
何せ真意を追うのがつらいから。
それでもって登場人物も多いし。
でも一番の見物は、
あのブギーポップに傷をつけた
強敵が現れること。
そしてそれの元が意外なこと。
しかし、歪曲王は結局、
ある人に急所を突かれてしまいましたね。
そう、ある意味批判かも。
その手の人間へのね。 -
(メモ:中等部3年のときに読了。)
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ブギーポップシリーズの中で一番好きです。ペパーミントと迷いますがこれは本当にわくわくしました。
まるでテーマパークに来てるみたいな、映画を見てるみたいな。
ダイナミックさと静けさが上手く融合している作品だと思います。 -
この作品には「笑わない」で出てきたキャラクターたちが出てくるのがとても魅力的です。
見どころはそれだけではないのですが、懐かしいな~と思ってしまいました。
正直「パンドラ」とかと比べると少し内容が… -
ブギーポップシリーズの4作目。
自分の状況に疑問を持つ少女や、シリーズに出て来たある男の子、ブギーポップの素体(この表現が正しいのかは不明)である少女の彼氏など、様々な視点で、物語中で起きたある現象について描かれているお話。
そして、ブギーポップが初めて”笑った”巻でもある。 -
微妙に覚えてない。。。
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何年か前に読んだから、微妙に覚えていないっていう。(汗
確か、ブギーポップがかなり活躍していたと思います。
機会があったら、また読みたい1冊。