9S<ナインエス> (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.65
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本棚登録 : 836
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840224611

作品紹介・あらすじ

かつて「狂気の天才」と呼ばれた一人の科学者がいた。彼が残した驚異の発明は「遺産」と呼ばれ、それを求める国家や組織は、今でも後を絶たない-。そして現在。海上に浮かぶ循環環境施設スフィアラボが、施設内の「遺産」を狙った武装集団により占拠される。制圧には困難が予想される中、切り札として召集されたのは拘束具に身を戒められた奇妙な少女だった!「遺産」を熟知する天才的な頭脳に、誰もが心奪われる美貌。その正体とは一体…。ついに解き放たれた謎の少女と兇暴なテロリストの壮絶な闘いが今、始まる!電撃が贈る鮮烈なハードアクション。

感想・レビュー・書評

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  •  戦場のボーイミーツガール。よくある超絶美少女に平凡な少年が出合い、アレやコレやしつつ愛し合うようになるラノベ。注目すべきはキャラ設定がラノベっぽい定番をわずかにはずしていること。世界観やバックグラウンドの説明も矛盾が少ない。萌え要素もちゃんと入れてくれる。

  • 二度目ましての作家さん。
    『0能者ミナト』シリーズにドハマりしたので
    読み友さんにいただいて小躍りしました(^◇^;)

    「狂気の天才」と呼ばれた一人の科学者が残した
    「遺産」と呼ばれる発明は、世界中から狙われている。
    その遺産の1つである海に浮かぶ循環環境施設スフィアラボが
    武装集団により占拠されてしまう。
    間一髪逃げ出した主人公の闘真と、遺産管理組織で拘束されていた
    少女がタッグを組んでスフィアラボを奪取に向かう。
    色々と強引なんだけど、SF苦手なものにとっては
    こういう風に勢いで読ませる話は楽しかったです♪

  • たしかに面白い/ んでもネット上の評価は過剰だな/ 最後の最後でくさいのがもったいないし、オチもチープだわ/ これは古いからっつーならその程度なんだろう

  • もっと難解な言葉が散りばめられているのかな?と思いきや、予想に反して読みやすいし、面白かったです。
    由宇のようなキャラが好きなのではまりそう。

  • ミナトがおもしろかったのでこちらのシリーズも。
    今のところ普通におもしろい。

  • 主人公が頭が良いという設定が納得できない。

  • 第1巻を読破。

    最新刊を見かけて気になっていたので第1巻を密林さんでぽちってみました。

    届いてびっくりしたのは、イラストレーターが増田メグミさんじゃなかった、てことですか。

    てっきり最初から増田さんだと思っていたので。

    電撃文庫で増田さんのイラストかー……と珍しくて。

    ひとりの天才が残した驚異の発明品をめぐり、少年はひとりの少女と出会う。

    とてもおもしろかったです。

    文体も読みやすくて、登場人物たちも魅力的で。

    夜中、寝る前に読み始めてつい夜更かししてしまいました(^-^;)

    それくらい引き込まれました。

    ラスト方面のクライマックスでは「え? あ、あれ??」とすっかりだまされてしまいました。

    狂気の天才と呼ばれた科学者を父に持つ少女、峰島由宇の渇望。

    フツーの少年かと思っていた闘真に隠された真実。

    由宇は本当にすごいんですが、闘真もまたすごかったです。

    彼の過去やしがらみ、これからなどが楽しみです。

    今後は封印されたあれもシリーズを追うごとにからんでくるのでしょうか?

    真目家もばんばんからんでくるのでしょうか?

    っていうか、由宇と麻耶との対面を見てみたいww

    ほんとにどんだけ仲が悪いんだろう、峰島家と真目家www

    これは次の巻も買いですね。

    本屋さんに並んでいないので密林さんでぽちるしかないのですが。

  • 二重人格で一方の人格は殺人鬼の坂上闘真。狂気の天才峰島勇次郎の娘で卓越した知性と観察力を持つ峰島由宇。この二人が主人公。峰島勇次郎が残した遺産と呼ばれるオーバーテクノロジーの一つ、循環環境施設スフィアラボの乗っ取りを企てる武装集団とこの二人の戦いを描いた作品。
    坂上闘真の設定は『空の境界』の両儀式に似ているし、峰島由宇が厳重に地下施設で拘束衣を着せられ顔にも拘束具を被せられているのは、『エルフェンリート』のルーシーと同じ扱い。ハンニバル・レクターとも被っている。
    荒削りだが、物語は流れるようで、面白く読めた。表紙の絵から萌え要素強めかと想像していたが、戦闘シーン多目の近未来アクション。なぜタイトルが『9S』かはさっぱりわからない。

  • ※途中まで
    主人公が某直死な殺人貴と、完全に設定が被っており何とも言えない

  • 狂気のマッドサイエンティストが残したオーバーテクノロジー、『遺産』。
    世界各国が遺産技術を狙う中、最新鋭の循環環境施設がテロリストに占拠された。
    奪還のために投入されたのは、拘束具に身を包んだ一人の少女だった。

    SFファンタジー小説(特にサイバーパンク系)は概して難解な文章が多いけれど、本作はそんなことはなかった。アップテンポな展開のおかげか現代日本を舞台にしているからか、重々しい物語の雰囲気やありありと想像が浮かぶ臨場感、バトルシーンの緊張感が心地よい。

    天才的な頭脳を持つ峰島由宇と温和で真っ直ぐな性格の坂上闘真。
    対比的な二人の主人公と、それぞれの隠された内面の描写が重い場面を華やかにしている。
    特に、天才と称される由宇の勘違いシーンは必笑です。

    山本ヤマトさんのイラストがナイスです。
    特に表紙を飾る由宇は、はかなげな感じがしてちょっと読んでみようか、という気をそそります。どんな小説でも当てはまるけれど、特にライトノベルは表紙とタイトルが命だと思う。

    9Sシリーズの中でも1巻の物語はドラマCDが存在するけれど、そちらのほうは駄目駄目です。
    同じ物語なのにこうも違うのかというほど、会話だけでは面白みに欠けます。
    やはり9S最大の魅力は、状況を的確に表す地の文にあると思います。

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著者プロフィール

電撃文庫『9S<ナインエス>』が大ヒットし、現在も続く長期シリーズとなっている。大胆な設定と躍動感あふれる筆致には定評あり。幅広いジャンルで活動中。

「2018年 『0能者ミナト<11>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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