ルカ -楽園の囚われ人たち- (電撃文庫 な 11-1)

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  • メディアワークス
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840229173

作品紹介・あらすじ

もしも、世界が滅びてしまったら?もしも、家族と信じていた人々がそうでなかったら?もしも、自分が世界で最後の人間だったら-?その少女は、五人の家族と老犬トッピーと一緒に"箱庭"で暮らしていました。家族みんなの笑顔とやさしさに囲まれ、とても幸せな日々を過ごしています。-しかし、その幸せは偽りでした。世界はとっくの昔に滅んでいて、家族だと思っていた五人はすでに死んでいて、トッピーだけが唯一生きていて…。少女は『世界でたったひとりの人間』でした。第11回電撃小説大賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • ゼロ年代SFラノベの金字塔。でも最大の見所は、世界観やストーリー展開ではなく、表現そのものだと思います。間違いなく私の人生に大きな影響を与えた一冊。

  • ルカ―楽園の囚われ人たち (電撃文庫)

  • あらすじから得たのは、静かな世界で擬似家族となった皆が織りなす優しくも切ない日常の物語…というイメージ。

    が、蓋を開けてみれば(シェルターは閉じられたままだが)非常にアクの強い、いかにも『人間らしい』キャラ達が、結構騒がしくやりながらドタバタと『世界』を生き抜いてやる…そんな話だった。
    個人的にはルカが家族になるところまでが「承」に感じたので、そこから更に「転結」があるとよかった。
    印象的なシーンはハルさんがブチ切れるところ。
    しかし、タイトル…変えてよかったですね(笑)

  •  作品の纏っている雰囲気は柔らかく、ストーリーにも特に難点をつける場所は見当たらない。しかし、終始漂い続けた暗さを和らげることは出来なかったのだろうか。あまりの暗さに暗澹たる気分になってしまった。確かにこの暗さは作品の中核を成すテーマ性を背負ってはいるが……。
     もう一つの特徴としては物語の語り部となる人物が箱庭で暮らしている人々に対して半客観的な立場にいる点。この物語は読者からすると主人公に見えてしまう少女ではなく、あえて機械を語り部にする事で徹底した暗さを保っている。
     他の人物たちとは一線を画する「彼」が途中で巻き起こす騒動は正しく恐ろしいの一言に尽きる。
     この作品では現状に至るまでの状況は描かれていない。描かれているのは楽園の始まりと終わりの部分だけだ。彼らの幸せを祈る隙も無い。何とも、悲しい気分になってしまう作品だった。

  • いい話ではあったんだけど
    いまいち入り込めなかった。

    つまらなくはないけど
    印象に残らないという感じ。

  • 第11回電撃小説大賞大賞受賞作。人類の終わりを叙情的に描いた作品。元々のタイトルは『少女禁猟区・世界で最後の1人+8』。「世界で最後の1人+8」の部分は間違ってはいないのだが、「少女禁猟区」って何だ?というタイトルなので、出版時に変更を余儀なくされた模様。確かに「楽園の囚われ人たち」の方が、作品の叙情性をよく表していると思う。
    さらさら読めるし、設定も興味深い。しかし、残念ながらこれが大賞?もっと他になかったの?という感じ。ストーリーがあっさりし過ぎだし、技術の粋を集めたはずの人工知能(第三世代型の擬似人格)もお粗末。

  • 凄く不思議な作品だったように思います。
    金賞の作品だった気が・・・
    なんていうか、覚えていないけど、凄く「人間」というものを考えさせられた作品だと思います。
    絵とミスマッチな内容でしたね。
    でもお互いがお互いを相殺していくような、読み終わってみれば、良い後味な作品でした。
    ちょっと変わった作品が読みたい方にオススメです^^

  • 七飯さんの大賞受賞作。
    滅んだ世界で唯一生き残った少女を中心に描かれる物語。
    そういう設定に弱いらしい(笑

  • 電撃大賞11回大賞作。
    崩壊した世界で唯一の人間「まゆ」と、幽霊5人・犬1匹の家族ごっこ。

    ストーリーはよくあるようで、ありきたりでない。
    2度読みして、「私」視点を面白く感じられた。

    幽霊の一部の内面が見えづらくもあったけど、
    触れていくと冗漫になりそうだから、ちょうどよかったようにも思う。

  • いい話ではあるが、あいまいで釈然としない部分が多く、

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