リリアとトレイズI そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫 し 8-13)
- メディアワークス (2005年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840229937
作品紹介・あらすじ
リリアは15歳。父のヴィルは若くして死亡し、軍人である母アリソンと二人で暮らしている。ある日、リリアの幼なじみであるトレイズが夏休みを利用してリリアの元に遊びに来る。トレイズに素っ気無くするリリアだったが、突然の訓練により家を空けることになった母アリソンの勧めもあり、トレイズと二人で旅行に行く事にする。しかし二人は、その旅行で大変な経験をする事に…。「キノの旅」の時雨沢恵一&黒星紅白が贈るアドベンチャーストーリー、新シリーズ遂にスタート。
感想・レビュー・書評
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「アリソン」の続編シリーズで、アリソンとヴィルの娘のリリアと、ベネディクトとフィオナの息子のトレイズが主人公の物語です。
リリアに恋心を寄せるトレイズは、親ゆずりの一途さを持つ健気な男の子です。個人的には、朴念仁のヴィルよりもトレイズの方が魅力的な少年に感じます。一方リリアは、アリソンに似た勝気な男の子ですが、どこか抜けたところのあるアリソンとはちがい、ヴィルを思わせるようなしっかりしたところがあります。朝が弱いアリソンを起こすのも彼女の役目です。
ストーリーは、トルカシア国のラーチカへ旅行に出かけた二人が遊覧飛行を楽しんでいる最中に、ある事件に巻き込まれるというものです。まだ事件の全貌は明らかではないのですが、観光客の現象にあえぐラーチカの人びとや、貧困から犯罪に手を染める子どもたちを保護し、「導師様」と人びとから称えられるモルソーという男との出会いがえがかれています。この辺の叙述は、ちょっと「キノの冒険」に似ているようにも感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)
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★最終巻まで読了済。
「アリソン」も大好きだったのですが、「リリトレ」もたまらなく好きです。
両親たちもなかよし、その子どもも仲良しって、ど定番だけど、でも好き・・・!
リリアはアリソンより常識的で、そんなリリアが好きなトレイズはヘタレで可愛くて、たまらなく、好きです。 -
旅行のお供に。
アリソンの続き!(3年半ぶり)
壁画発見の英雄たちの子供が活躍する話。
何年ぐらい経ったんだろ?
アリソンと違ってアタックする立場が男女違うのに、苦労するのは男と変わらないのは少し笑った。
ただしトラブルを引き寄せる体質なのはどっちの資質を受け継いんだんだか。
子供だけでなく懐かしの親世代もしっかり活躍するようで先を読むのが楽しみになります。 -
全6巻完結。『アリソン』の続編で、『メグとセロン』に続く。
リリア超可愛い!!
そして前作に増してシニカル。 -
たまに出てくる、トレイズの紳士的振る舞いがとても素敵だなと感じました。
リリアはアリソンにそっくりですね。
アリソンとヴィルを思い出させるようなリリアとトレイズのやりとりに思わずニヤニヤ子てしまいました。 -
上巻だから下巻が楽しみです。にしても、トレイズが可愛くて仕方がない(笑)
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アリソンの続編。ヴィルとアリソンの娘・リリアと、ベネディクトとフィオナの息子・トレイズが旅行に行く話。
飛行機→森→小屋という一連の流れがアリソンと同じ。
こっそり連絡を取り合うヴィルとアリソンも見られて楽しい。 -
読了。