空ノ鐘の響く惑星で(10) (電撃文庫 わ 4-20)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840233484

作品紹介・あらすじ

アルセイフを旅立ち、ウルクの故郷ジラーハへと辿り着いたフェリオ達。ウルクの帰りを出迎えたのは父・マディーン司教だけではなかった。滞在先のウィータ神殿で神姫との異例の面会を許可されたフェリオ。御柱信仰の象徴である神姫・ノエルがフェリオの前に姿を現す-!一方、ラトロアに渡ったイリス達来訪者の前で、メビウス達による死の神霊を使った新たな実験が始まろうとしていた!突如ウィータ神殿を襲う惨事。そしてそこにはフェリオに復讐を誓うあの男の姿があった!!話題の異世界SFファンタジー第10弾。

感想・レビュー・書評

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  • 神姫ノエル初登場。色々とすごい方です。(笑)
    立場を別にしても、彼女に勝てる人はまずいないのではないかと。あのカシナートですら、どうやら主導権握られてるんじゃないかと思われる節があります。
    強引なまでにウルクとフェリオの仲を進めようとしたやり方には多少問題があるような気もしますが、結局のところそれでフェリオの覚悟が決まったんだからいいのかな。
    とはいえ、ウィータ神殿が襲われて、ラトロアに行くことになったから、またその辺の話は延期になるんでしょうけども。
    シャジールの民についても、また少し語られています。
    …繋ぎ合わせると、こちらの世界の原住民はシャジールの民で、人類はつまるところ全員が来訪者の子孫で、彼らがやってきたことにより、滅亡したシャジールの民が起きるはずのない眠りから覚まされた、と。こういうことになるのでしょうか。
    それにしても、まだすっきりしない部分が多々あるのですが。
    謎といえば、ライナスティの事情通ぶりも謎です。話の主要部に関係はないのでしょうが、ちょっと気になります。

  • ジハーラにて神姫と会うフェリオ。

  • ジラーハに着いてからのできごと。次回にラトロアに行く前の序章。神姫ノエル、もう少しおとなしいイメージを持っていた。

  • 次巻への伏線エピソードみたいなのが多くて中だるみの感が。例の二人がもっと性格悪かったらおもしろいんじゃなかろうか。

  • カバー・口絵・本文イラスト / 岩崎 美奈子
    デザイン / 伸童舎

  • 神姫の意外なキャラに驚かされた。あのカシナートをも丸め込ませる部分は思わず苦笑い。

    巻数もついに二桁になり、加速を続けるこのシリーズもついにクライマックスに向けて、走り始めました。この先どうなるか、予想は出来ないけど、BADENDはおそらくないので、期待してます。

  • 鉄板の三角関係もついに二桁台。
    序盤のイリス達のバカップルぶりも笑えたけど、やっぱりこの作品の本命は群像劇だと思った。

  • 未読

  • いよいよ物語りも終盤で盛り上がりを見せる第十巻。<BR>いやー濃い。非常に良い内容です。<BR>政治的な意味合いは勿論のこと、人間同士の絡み合い、そしてあの鈍感のフェリオ王子が自分の気持ちに気付いたのは――物語的にはリセリナと結ばれると思っていた私にとっては以外でした。<BR>やっとタートムとも落ち着き、舞台は次回からラトロアでしょうか?<BR>ウルクが信仰の象徴“神姫の妹”としての自分の政治的な立場に気づき、幼いころからの夢を取り戻し……自ら戦おうとする姿はすごく印象的でした。<BR>神姫ノエルの言うとおり、平和が話し合いで手に入れられるほど簡単なものではないかもしれませんが、彼女には彼女らしい優しさと凛としたいつもの「強さと優しさ」でラトロアの重役達を唸らせて欲しいです。<BR>まあ、そんな政治的なシーンからほっと息をつけるシーンも混ぜながら安定した筆力で毎度のことながら、魅せられます。<BR>神姫ノエルや、ジェラルド、ラトロアの使者、メビウス。<BR>重役達が一気に登場して(登場し過ぎて頭に入りきらないけど)、とても盛り上がる反面、もう少しで本当に終わりそうだなあと寂しい気もします。<BR>相変わらずドラマチックな展開も面白く、次回も楽しみです。

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著者プロフィール

第7回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞。「陰陽ノ京」「輪環の魔導師」(電撃文庫)ほか。

「2019年 『妖姫ノ夜 月下ニ契リテ幽世ヲ駆ケル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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