ミステリクロノ (電撃文庫 く 6-7)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 146
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840239363

作品紹介・あらすじ

世界と規則、それが天使。時間と記憶、それが人間。その壁を跳び越えて、出会ってしまった二人の物語。

感想・レビュー・書評

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  •  扱いの難しい『時間操作』をテーマに据えているが、この作品ではそれほど難しく考えないで、あくまで時間捜査を扱う人間の心理を中心に描いていたことが印象的だった。
     本作に登場する時間操作アイテムは最短で1時間、最長で30日まで特定の人物の時間感覚を戻すことしかできない。しかも、一度時間を戻したら再び使うには操作した時間と同じ分だけ時間が経過しないと使用できないという制約付きである。
     これだけの制約があると、あまり役に立たないような気がするが、そこは心理描写を中心に展開する話のおかげで上手く活用されている気がする。時間を自由に操れる方法を手に入れた場合、人間はどんな手段に出てどのような限界に挑戦してしまうのか。それがこの作品の最も描きたい部分なのだろう。

     ただ、あの天使たちの名前はどうにかならないものか。読んでいてとても気になりましたよ。

  • 時間軸に関して理解できないと難しい。
    恋愛は自由、先生と生徒の恋愛もありだと思う。
    ただし、手を繋いだりキスしたりは良いが、高校生との性行為は不純である。
    可愛い顔して子供を殺すとか、怖いね。
    大人っぽくてお嬢様な夕凪が好き。

  • 登場人物全員可愛いです。真理亜の口調が好き。切実に圭の頭の良さが欲しい。(……)

  • 「トリックスターズ」の久住先生が書いた最新作です!!お勧め(≧A≦)/

  • 07.08.27

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著者プロフィール

島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は『2016本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど高い評価を得る。現在注目される若手ミステリ作家のひとり。他の作品に『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』『怪盗の後継者』など。

「2021年 『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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