ウィザーズ・ブレイン 〈6〉 再会の天地〈下〉 (電撃文庫 (1500))

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840239738

作品紹介・あらすじ

"マザー・システム"は魔法士の犠牲の上に成り立っている-"賢人会議"の主張が真実であると主席執政官のアニルが認めたことで、紛糾するシティ・ニューデリー中央招集会議。だがそこに現れた真昼は、さらに恐るべき事実を全世界に突き付けた。"マザー・コア"の交換を巡り、推進派と反対派の内戦状態に陥るシティ・ニューデリー。敵味方が入り乱れる中、アニルの最後の希望を叶えるため、イルが、ヘイズが、クレアが闘う。そして病魔に冒されながらも毅然と振る舞うアニルの姿に、錬とフィアの胸にある決意が芽生えるが-。

感想・レビュー・書評

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  • 迷うことは悪いことじゃない
    考えないことは悪いことかもしれないけど
    一度決めてしまったら
    覚悟を決めてしまったら
    迷っていた自分には戻れない
    選択すると言うことは大事だけど
    選択肢があることは尊いこと

    僕は今も自分の在り方を模索している
    決めてない
    これはこれでいいんだね
    安易に答えをだすよりも悩んで考えて迷って
    自分が納得する答えを生き方を在り方を決めるのが大切なんだね

    そんな僕でも決めたことや考えて結論を出したこともある
    それを押しつけるでもなく
    キチンと誰かが考えられるように道のヒントを与えることはできるんだな

    迷っている自分
    覚悟しきれてない自分
    情けないそんな自分と向き合うことが大事なんだな

    真昼の覚悟
    月夜の覚悟
    練の迷い
    この兄弟は三者三様の道を進んでる
    兄弟だからって協力や無理に協調するでもなく
    自分で自分の道を歩もうとしてる

    アニルとルジュナの様に道が同じな場合も
    天樹兄弟の様に互いを心配しながらも自分の信じる道を進むのも
    家族だからなんだろうな

    クレアはやっとスタートに立った
    色んなものを見ないと決められない
    本当にそうだね

    僕もまだまだたくさんのものを見ないと自分の道を決められそうにないな

  •  表紙を眺めながら、ヘイズとイルの紅白の対比もいいなぁ、と思ったり、真昼と月夜の対立にしみじみと感じてしまったり。
     サクラもディーもセラもあまり好きになれなくて、賢人会議側にもあまり感情移入できないのですが、この巻の最後で見られた動きで、この組織にも表と裏があるな、とちょっと見直したり。
     急速に成長する、勢いばかりの若い組織。順調に見えて、このあたりからすでに危うさがあったのかも。

     アニルから希望を託された錬。
     いろんな人物の視点が切り替わる群像劇な物語ですが、主人公はいつも錬だと思っているので、こうやって引き立てられると嬉しい。

     そして、クレアが自由になれて万々歳!

  • 本編、最初の話。
    一気に読み進めてきたこのシリーズだけど、この6巻目、特に下巻での頭脳戦が一番面白かった。

    思考の反射を突き詰めた先。
    禅問答を世界相手にやるとこうなるのか。

  • ウィズ6下。

    とうとう会議開始。
    普段の魔法士同士のバトルでは無く、会議での戦いもとても読みごたえがありました。

    アニル・ジュレという人物がマザーコアとしての物理的にも、錬やヘイズに与えた影響としても、残したものはとても大きいと思います。

    後は、個人的に最後にクレアの居場所が出来たのが嬉しかったなぁ。

  • ラスト辺りの錬とアニルのやり取りに涙が止まらなくなりました。
    というかもうアニル出てきたら無条件に泣けてくるというか。
    今回は相変わらずヘイズかっこよかったですが、一番はクレアとイルだよなぁと勝手に採点。
    クレアの居場所が見つかって本当によかったです。

  • もっと評価されるべき

  • シリーズ6作目、下巻。

    いよいよ、マザーシステムについての真実が全世界にむけて明かされます。
    さらには、シティの恐るべき真実までもも明らかに・・・
    錬は、ニューデリーの新たなるマザーコアとして犠牲になるのはアニル・ジュレ執政官でありこと、そしてアニルの身体は不治の病に侵されいることを知り・・・

    中央招集会議にて、執政官であるアニルとルジュナ兄妹によるマザーコアを巡る論議に鳥肌が・・・
    また、ニューデリー市民に対するアニルの演説も好きなシーンです。
    そして、アニルの人間としての意識が消えていくシーンではボロ泣き。
    小説を読んでボロ泣きしたのは初めてでした。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!

    嬉しかったのは、クレアの迷いが晴れたところ。
    今後、クレアがどういう道を進んでいくのかが楽しみですw

    次回は、メインキャラが全員登場、そして気になる『世界の秘密』も判明する感じです。
    気になって気になって・・・もう待ちきれないです><

  • 第一幕終了したらしい。切なかったけど、すごくよかった。1からずっと大好きで追いかけ続けてる一品。

  • 錬がサクラとの戦闘で相手に出来なくて自分に出来ることを導き出す所が一番良かったかなぁと思う

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著者プロフィール

第7回電撃ゲーム小説大賞<銀賞>受賞。受賞作の『ウィザーズ・ブレイン』が人気シリーズに。

「2023年 『ウィザーズ・ブレインIX 破滅の星〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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