世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方

  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844373858

作品紹介・あらすじ

なぜ、北欧の小国から世界一のレストランnomaは誕生したのか。

感想・レビュー・書評

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  • 色々な角度からの情報があるので、読む人によって得られるものは違いそう。

    個人的には、”肉体の思考”(散歩・入浴中にアイデアが浮かぶなど)というのが印象的だった。

  • 個人のヒーロー的なクリエーターや起業家などをイメージさせる「クリエイティビティ」に関して、「箱の外」ではなく「既存の枠の限界ギリギリ」という第二世代的な「クリエイティビティ」観を提示している良書。チクセントミハイ氏のフローなども多く引用され、第二世代のクリエイティビティを理解するのに役立つ。ビジネスにとってクリエイブな視点がより重視される2015年冒頭に、この本に出会えたことは素晴らしい!

  • 卒論で大いに参考にした。
    知らなかった様々なデンマーク企業を知れて良かった。

  • アイデアの着想をしやすくする手法が書いてありましたが、個人的には「思考の整理学」など、他の本で読んだことがあるな、という内容が多かったです。

  • うーん微妙
    突拍子もないことは書かれていないが、なるほどと思う内容もそんなにない
    自分が好きなことを見つけるというのが正解な気はする
    その探すという努力が難しいんだろうなぁ

  • 1.新しいことを生み出すためにはどんなことをしていけばいいのかを知る。

    2.クリエイティビティとは、既存のモノを組み合わせたモノになる。クリエイティビティの基本要素として、ブレイクスルー、合理的な行動、継続的な行動、リスクを負う意思がある。これらが1つでも欠けていればクリエイティブな仕事をすることはできない。つまり、現状満足せず、思考し、行動し続けることでしかクリエイティブな発想は生まれてこない。これを前提として、これらを実践している様々な職業の人たちに焦点をあてて、インタビューをした様子が書かれています。

    3.自分の思考の枠の限界ギリギリで考え続け、行動していくことでしか新しい発想は生まれてこないという考えはどの本にも書いてあることだと思います。ただ、この本ではインタビューという形で描かれていたので、面白かったです。
    クリエイティブな思考が必須の現代では、その発想ができる人とできない人の二極化が進んでいます。何も考えない社員と自ら行動する社員とでは、人間としての成長度は大きく違います。これからは何も考えない人が淘汰されていく時代になってきます。クリエイティブとはなんなのか、自分なりにはっきりさせてみたいと思いました。

  • 2018.03.19 朝活読書サロンにて紹介を受ける。

  • 地道。
    クリエイティビティを個人でも組織でも管理する視点が新しい。
    ユーレカ!を過大評価しないという点がおもしろい。

  • 期待していたほどの斬新な切り口は感じられなかった。
    以下、気に入った言葉。

    クリエイティビティは新たな方法で現実を結び付けて組み合わせ、既存のものの限界にまで踏み出した時に生まれる。

    クリエイティビティは既存の枠を外れるギリギリのところへ踏み出すことで達成される。

    リスクを負う事、失敗を恐れない事、自分の過ちを認める事が必要。

    「私達人間は、見覚えのあるものを好みます。デザインがあまりに変わりすぎていると、たいていは否定的な気持ちになります。by ジョージ・ジェンセン」

    クリエイティビティとは、ただ考えるだけではなく、新たな方法で知的に物事を組み合わせる能力。

    クリエイティビティな組織とは、知識が十分に整理され、誰でもそれに接する事ができ、それを容易に交換し合うことのできる組織。

    「人は対立や困難に気づいた時に成長する。そこから創造プロセスが始まるbyビャルケ」

    クリエイティビティは蓄積された問題を整理し、明確化し解決策を見出そうとする人々に連続的に宿る。

    退屈がクリエイティビティを生む

    管理者が共感に基づいて従業員を支援し、前向きな反応を示せば、クリエイティビティは促進される。逆に、従業員を統制、監視し決まりきった考え方を押し付ければクリエイティビティはは制限される。

    「他の人から抵抗を受ける事は、実は私が何か正しい事を手に入れたと言うサインなのかもしれません。byペアニレ」

    グループでのアイデア創造にはなるべく違うタイプの人間を集める様にした方がいい。

  • http://www.amazon.co.jp/gp/product/4484141167/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4484141167&linkCode=as2&tag=nary-22
    この本との相性がとてもいい
    ・ クリエイティビティとは行動である。現実世界において表現されて初めて意味を持つ。
    ・ 思考を巡らす対象、出発点となるもの、考えを発展させるきっかけとなるものがあってこそ、普段と異なる考え方が意味を持つ。それがあって初めて限界ギリギリのところに踏み出す勇気が価値ある物となる。
    ・ クリエイティブになりたければ、でたらめに行動するのではなく、合理的に行動することだ。
    ・ 私たちはサンプルを利用する世代なんだ。答えは既にある。一から全てを作る必要はない。サンプルを利用すれば何とかなる。それなのに利用しないのは、わざわざ遠回りをするような物だ。
    ・ 地区線と未配の仮説によれば、クリエイティブな組織とは、知識が十分に整理され、誰でもそれに接することができ、それを容易に交換し合うことのできる組織だと言う。
    ・ 行き詰まったとき、もっとインスピレーションが必要なときには、動くことが大切だ。つまり、クリエイティブな人を探し、偉大な人とたくさんふれあうことで、自分に刺激を与えるのである
    ・ クリエイティビティはこの世に既に存在する材料を組み合わせて、新たな合成物を生み出す。
    ・ 天賦の才能やクリエイティビティは、個別の認識空間に宿るのではない。蓄積された問題を整理し、明確化し、解決策を見いだそうとする人々に連続的に宿る。クリエイティビティは共有される物なのである。クリエイティビティは、既存の業績を利用する人々の連鎖の中にある
    ・ クリエイティビティには新しさと親しみやすさが求められる。親しみやすさがあるからこそ大衆は、新たに提示された表現、製品、アイデアを受け入れることができる。
    ・ 組織の核となる能力や技術が、クリエイティビティの出発点になることがある
    ・ クリエイティビティのためだけのクリエイティビティからは、何も生まれはしない。大人にとって重要なのは、変化のプロセスだ。
    ・ クリエイティブなフレームワークを取り決めること(たとえば「これから三シーン撮影しまう」ということ)が重要だと今日漁した。それから俳優たちに、その範囲内で、何かを創造するための空間を与えてやらなければならない。
    ・ 管理・統制せずに明確なフレームワークを確立すること
    ・ リーダーには、部下が話している言葉を使って話をする能力が必要である。
    ・ クリエイティビティについて述べる場合、「People」「Process」「Product」「Pressure(環境)」」の4つのPが欠かせない。
    ・ クリエイティブな空間は、火を燃やしておく場所として重要である。クリエイティビティは、「研究中枢」という、責任を持ちながら自由に振る舞える空間の中で守られる。
    ・ 量が質を生み出す、自己修正の実践はクリエイティブなプロセスの最後の方まで避けるべき
    ・ ミーティングでは全員が一体となって”目標を達成する”雰囲気を作る
    ・ 目標を定めたクリエイティビティ
    ・ 第二世代のクリエイティビティ ハード・経済に促される/チームによる多元的なもの/性質と環境とが生み出すもの/ルールや制約を必要とする/すべての分野や領域に関係する/後天的に習得可能な物/評価することも訓練することもできる
    ・ 私たちは自分たちが求める世界の変化の一部とならなければならない
    ・ 安全が保障され互いに信頼し合うことは、幸福を感じるための重要な鍵となる。

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