- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845615964
作品紹介・あらすじ
専門学校東京アナウンス学院・芸能バラエティ科で実際に行われた特別授業『漫才入門』を元に構成。漫才の法則が身に付く問題集付き。
感想・レビュー・書評
-
何気に笑って見ている漫才も実は良く考えられてかつ練られて作られているんだと思った本。
何事も作り方の基本があるのと同じく、漫才もそれを踏まえて練習を繰り返して、そのコンビのオリジナリティーが出来上がってくると売れるチャンスが巡ってくる。
漫才だけでなく、一般社会やビジネスでも通用する考え方も得られる。
漫才ならばその基本は、「ふり」「落ち」「フォロー」という流れでありこれは必須。ここをどう磨いて行くかにかかっている。
そしてお客様にきちんと伝わっているかを感じながら進めていくところや笑いを取るための「間」を考えるところなどはビジネスでも全く同じ。
「プロの漫才で 、アドリブのように見えるものだって 、実際は何回も練習したものであることがほとんどです 。」や「練習にやり過ぎはありません」などもプレゼンテーションの進め方にも繋がります。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
後に同じ著者から出たしゃべくり漫才入門が、この本のリメイクだと思ったら意外と内容重なってない部分もあった。
-
漫才をすることはないけど、よく見たり好き嫌いを語りあったりするものの基礎や良し悪しのポイントを知っとくのは楽しいね。
-
情報収集に努め、ストックを増やす。
必要に応じて、リアリティーを損なわない程度に脚色する。 -
笑いに正解はないが、ある程度のお約束はあり、それを教えるための講義を収録したもの。
後半の方に生徒が実際に考え、披露した漫才とそれに対する講評があり、なるほどなと思う。 -
人気とは人に気を使うと書く。いい言葉ですね。
-
何年か前に読んだ本。捨てる前に再読。漫才師になるのは辞めたのでやっぱり捨てよう。
-
テレビに出てるお笑い芸人さんの頭の良さが改めてわかる。ロジカルシンキングとは全く違う考え方。ピアレビューでの指摘の仕方とか、顧客への説明の仕方とかに応用できたらいいな。
-
笑いを取れる人って、頭良い気がする。
いつか読もう。 -
「笑い」というのは、脚本を書く上で大切な要素のひとつです。なのに、今まで「笑い」のテクニックについての本というのはあまり見当たらなかったように思います。この本は、そんな数少ない「笑い」の作り方の本です。基本的に漫才の作り方の解説本になるのですが、「笑い」の構造を解析してくれているので、パターンを知れば、脚本を書く上でも充分参考になるかと思います。僕の場合、芸人さんと一緒にコントをやる機会もあるので、そちらでもとても参考になりました。普段、無意識に面白いと思っていることでも、体系化して捉えなおすと、それを意図的に使えるようになるのです。
人を笑わせるというのは、とても高度なテクニックが必要です。そして、優れた脚本には、笑いの要素がふんだんに用いられていることが多く、それが物語に幅を持たせ、ラストまで観客をグイグイ引っ張って行ってくれるのです。ラストシーンで、人を感動させる話だから笑いは要らない、と考える人もいるかもしれませんが、笑いという違うベクトルが入っているからこそ、ラストの感動が大きくなっている作品というのはとても多いのではないでしょうか。もちろんお笑いをやりたい人に参考になるのは言うまでもありません。