黒猫 (立東舎 乙女の本棚)

  • 立東舎
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本棚登録 : 119
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845639243

作品紹介・あらすじ

人気シリーズ「乙女の本棚」第35弾は、文豪・ポー×イラストレーター・まくらくらまのコラボレーション!小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 二十一乙女読了です♪

    これ乙女が好むかなぁ...
    チビッコが見たら泣いちゃうかもね^^;

    もう2年前かぁ、読みたくて、読みたくて、読みたくて手にした推理小説の元祖と言われる「モルグ街の殺人」(エドガー・アラン・ポー著)。

    一緒におさめられていましたよ、「黒猫」。

    まくらくらまさんのイラストが+されることで、視覚的恐怖が(;゚Д゚i|!)

    <あらすじ>
    1843年に『ユナイテッド・ステイツ・サタデー・ポスト』に掲載されエドガー・アラン・ポーの短編小説。『黒猫』は、酒に溺れた男が自分の飼い猫を殺してしまい、その後もう一匹の黒猫によって恐怖と罪悪感に苛まれていく物語です。男は妻も殺害し、その死体を地下室の壁に隠しますが、警察が捜査に来たときに、壁の中から猫の声が聞こえてきて、犯罪が発覚します。男は自分が壁に埋めた猫が自分を裁きに来たと悟ります。


    人気シリーズ「乙女の本棚」第35弾は、文豪・ポー×イラストレーター・まくらくらまのコラボレーション!
    小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

    私は狂っているわけではないし、よもや夢を見ているわけでもない。どのみち、明日になれば私は死ぬ。

    動物好きで、賢い黒猫を飼う男。ある晩の行いから、少しずつ彼の人生が崩れていく。

    ポーの名作が、アンティークのような不思議な魅力を放つイラストで話題の大人気イラストレーターで、本シリーズでは中原中也『詩集『山羊の歌』より』を担当するまくらくらまによって描かれる。
    名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
    自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

    著者について

    エドガー・アラン・ポー
    1809年アメリカ・マサチューセッツ州ボストン生まれ。小説家、詩人。1832年から作品を発表しはじめる。「アッシャー家の崩壊」、「ウィリアム・ウィルソン」などのゴシック小説で知られるほか、史上初の推理小説と言われる「モルグ街の殺人」や「黄金虫」といった作品も執筆した。1849年に死去。死因にはいくつかの説がある。


    斎藤寿葉(さいとう・かずは)
    早稲田大学博士課程満期退学。専門は19世紀末から20世紀初頭のアメリカ文学。「ヘンリー・ジェイムズにおける贈与の力と資本主義」をテーマに博士論文執筆中。


    まくらくらま
    3月26日生まれの作家。ヨーロッパアンティークが好き。デジタルだけでなく、油絵等のアナログ画材も併用し作品をつくっている。著書に『詩集『山羊の歌』より』(中原中也+まくらくらま)、『まくらくらまイラストカードブック ノアンティクの夢物語』、『不思議なアンティークショップ』がある。

    • ヒボさん
      かなさん、こんにちは♪

      文字+イラスト=〇〇

      ↑答えは読後に教えてくださいね (・ω・)ノ*。.・°*
      かなさん、こんにちは♪

      文字+イラスト=〇〇

      ↑答えは読後に教えてくださいね (・ω・)ノ*。.・°*
      2023/10/13
    • かなさん
      ヒボさん、こんばんは!
      「黒猫」レビューあげました(^O^)/
      でも、文字+イラスト=〇〇 の○○…
      恐怖??黒猫??暗黒??
      う…...
      ヒボさん、こんばんは!
      「黒猫」レビューあげました(^O^)/
      でも、文字+イラスト=〇〇 の○○…
      恐怖??黒猫??暗黒??
      う…ん、どれも違う気がして(^-^;
      2024/01/21
    • ヒボさん
      かなさん、こちらもこんばんは♪

      私の○○の答え...
      何だったんでしょ^^;

      でも、かなさんが感じた○○がかなさんの答えとして正解だと思...
      かなさん、こちらもこんばんは♪

      私の○○の答え...
      何だったんでしょ^^;

      でも、かなさんが感じた○○がかなさんの答えとして正解だと思いますよ☆
      2024/01/22
  • はい、16おネエはシリーズ最新刊の『黒猫』でありんす(おネエの概念!)

    図書館本です
    たぶん二人目か三人目の貸出しだと思うんですが、ほぼ新品
    いいね〜このインクの香り
    絵本好きな人にぜひ共感してほしい
    この化学的な人工的な香り
    インクたくさん使ってますよ!というこのかぐわしさ

    単なるシンナー中毒者やないか!


    ま、それはそうと『黒猫』です

    いやー遂にそっち行ったかーといね
    乙女の本棚シリーズと相性いいなーと思ってたんよね
    つか翻訳モノに手を広げたらもう無限にあるやん
    乙女化と相性いい短編無限にあるやん
    あれとかあれとかあれとかね(具体名を挙げずに後出しする腹積もり)

    そしてこのレビューの真の価値は名作短編に素敵なイラストを付けることを「乙女化」と定義したことにあります!
    これ流行るな( ̄ー ̄)ニヤリ

  • 乙女の本棚シリーズより
    エドガー・アラン・ポー × まくらくらま、さん
    コラボ作品の「黒猫」を読みました。

    ブク友の皆様より、怖いと噂の「暗黒作品」…
    私には無理なのでは…⁉ということで怖じ気づいておりました。
    でも新刊コーナで何度か目にしていて
    怖い物見たさで思わず手に取ってしまいました。

    「……私は狂っているわけではないし、よもや夢を見ているわけでもない。どのみち明日になれば私は死ぬ。だから今日のうちに心の重荷を下ろそうと思うのだ。……」
    と一人語りで始まっていく物語でした。

    狂気を淡々と語っているような描写。
    辻褄の合わないような気持ち悪さ、気色悪さ…。

    読んでいくにつれて、
    引き込まれてしまって
    胸がどんどん悪くなり
    まくらくらまさんのイラストでの
    不気味さも相まっての
    恐ろしさに拍車がかかってしまって…!
    特に物語終わってラストの頁に
    また挿絵が1枚あるのですが…。
    ここに、この挿絵の頁があるのと無いのでは
    全然違うのではないかと感じました…

    裏表紙の絵が赤いハートの絵なのですが、
    出版社からの本の説明によると
    バレンタインのヴィンテージポストカードを
    イメージした構図とのこと。
    黒猫と男の表情の差がシュールで気に入っているとの説明文がついてました…。
    バレンタインの時期が近いですけれど、
    こんなポストカードは…ちょっと不気味です…

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ヒボさん、こんばんは♪
      そうなんです、お陰様で貴重な読書できました!!
      もし良かったら…まくらくらまさんのポストカード送ろうかなと思うくらい...
      ヒボさん、こんばんは♪
      そうなんです、お陰様で貴重な読書できました!!
      もし良かったら…まくらくらまさんのポストカード送ろうかなと思うくらいです〜♪
      2024/02/13
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      かなさん、こんばんは!!
      かなさん、この本怖かったですね…

      まくらくらまさんのファンの、
      かなさんでも流石に、こちらの本は飾ったりするのは...
      かなさん、こんばんは!!
      かなさん、この本怖かったですね…

      まくらくらまさんのファンの、
      かなさんでも流石に、こちらの本は飾ったりするのは怖いでしょ…
      (;>_<;)ねぇ
      かなさんのあと…読めたので良かったです〜 ⸜(˃ ᵕ ˂ )⸝♡
      2024/02/13
    • ヒボさん
      チーニャさん、こんばんは♪
      まくらくらまさんのイラストカードブックを思わずググっちゃいました^^;
      チーニャさん、こんばんは♪
      まくらくらまさんのイラストカードブックを思わずググっちゃいました^^;
      2024/02/13
  •  乙女の本棚シリーズから、エドガー・アラン・ポーさんとまくらくらまさんのコラボ作品『黒猫』です。噂どおりストーリーも怖いけれど、まくらくらまさんのイラストでより一層重厚な恐怖感(なんか、変な言い回しだけれど汗)を味わうことができますよ!

     主人公の男性が酒におぼれ、飼っていた黒猫のプルートを残虐極まりない方法で手にかけます。それを悔いて、酒場でみかけた別の黒猫を飼うことになるんですが…。変わらず酒に飲まれ、黒猫を疎ましく思い、そんな男性をみて妻は黒猫をかばおうとします。そんな妻を殺害してしまい…途方にくれた男性が思いついたのは…。

     まくらくらまさんのイラストは、本当に美しいんです!!同じ乙女の本棚シリーズの『詩集『山羊の歌』より』で、飾っておきたいと思ったくらいなんです。だけどこの『黒猫』は、飾るのには怖すぎて抵抗を感じます(汗)。乙女の本棚シリーズを読んできて一番怖かったのがこの作品です。私は、乙女じゃないから読めたけれど現役乙女世代がこの作品手にしたら…平常心では居られないかもです。

    • かなさん
      ヒボさん、おはようございます!
      図書館で借りた本優先で読むつもりだし
      レビューできてない作品も多いので
      いつ読めるか、いつレビュー投稿...
      ヒボさん、おはようございます!
      図書館で借りた本優先で読むつもりだし
      レビューできてない作品も多いので
      いつ読めるか、いつレビュー投稿できるかも
      なんとも言えないのですが
      とりあえず、積んであった「隣の家の少女」を
      引っ張り出していつでも
      読み出せるようにスタンバイしました(*^^)v
      アドバイスに沿って、そう遠くないうちに
      読みたいと思っています。
      お助けマン、頼りにしていますっ(*'▽')
      2024/01/24
    • ヒボさん
      FIGHT~٩( 'ω' )و
      FIGHT~٩( 'ω' )و
      2024/01/24
    • かなさん
      ヒボさん
      は~い、頑張りますっ(^O^)/
      ヒボさん
      は~い、頑張りますっ(^O^)/
      2024/01/25
  • こわい…えぐい…グロい…
    でもイラスト美しい。
    そして実はこの作品読むの2回目。
    前に「100分で名著」でとりあげられていたときも、
    観て、ひぃ…って思ったのだが。

  • 人気シリーズ「乙女の本棚」の第35弾が登場! シリーズ初登場の文豪・ポーとイラストレーター・まくらくらまとのコラボレーションで『黒猫』が発売|NEWS|リットーミュージック
    https://www.rittor-music.co.jp/news/detail/18786/

    黒猫 乙女の本棚 | 立東舎
    http://rittorsha.jp/s/otome/3123317403.html

    Makura Kurama
    https://noantique.jp/

    黒猫(乙女の本棚35) | 立東舎
    http://rittorsha.jp/items/23317403.html

  • 図書館本

    乙女の本棚シリーズはいいですね。
    短編と素敵な絵。

    黒猫を読んでみたら、ああ、こんなストーリーだったかとあらためて思いました。
    狂気を淡々と描いている。

  • エドガー・アラン・ポーの代表作。
    15年前ぐらいに読んだ記憶はあるんだけど、それでも怖かった……。
    我が家で黒猫(しかも襟毛が白!)を飼っていることもあり、序盤はあまりにも酷い動物虐待をする館の主人に対して腸が煮えくり返りそうだった。
    古来、その見た目から魔女ともいわれてきた黒猫ちゃんの振る舞いは、私にとってはただただずっと可愛い。
    まくらくらまさんのイラストが、物語の雰囲気と抜群にあっていて最高です。読んでいるうちにすっかりこの世界観に引き込まれる。すりすりする猫ちゃん可愛い……。

    このストーリーは大きく美しい黒猫・プルートの呪いによる復讐劇といってもよいのだろう、ラストにかけては怒濤の恐ろしさが畳みかけてくる。
    塗りこめてしまった壁から聞こえてくるのは、苦痛の中にいる呪われし者たちの喉から発せられる声と、彼らを地獄に墜とし歓喜する悪魔たちから発せられる声とが混ざり合ったような金切り声。
    最後の見開きはとんでもない禍々しさです。

  • ポーの「黒猫」は何度読んでも恐ろしい話しで好きな短編の一つ。イラストはとても効果的で想像力を刺激された。ポーの作品では「落とし穴と振り子」や「早すぎる埋葬」なども、とても面白かったと記憶している。ぜひ同シリーズでの刊行を期待したい。

  • うひゃあ。この世界観にまくらくらま先生の絵はよく似合う!ねこはかわいい。装飾やどす黒いイメージはゴシックホラー。こわい。重苦しい。でもいい。

    この作品は過去に読んでいたハズなのだけれど、すっかり忘れていた。
    改めて読んだのだが…、
    「単なる猫やん」。
    我が家の猫(ハチワレ・黒)となんら変わらない。
    いや、元野良の我が家衆と比べると、ここまで甘えてくれるのはむしろうらやましい。
    うっかりドアを開け忘れたり、自分で変なところにはいりこんでしまって出れなくなった時に「あけろー、だせー」と鳴くのも猫あるあるだ。
    変な形の毛色がある猫もみたことがある。ハートはかわいくてバズるが、ほかはどうだろう。
    内容は狂気に満ちて、重苦しく、どす黒い。
    しかし、猫のシモベから見ると、なんてことない御猫様の行動だ。
    月並みな感想だけれど、人間が一番怖い。
    猫が不吉だとか、不幸を招いた、ではない。
    気まぐれでただ甘えている猫の行動よりも、
    アル中、DV気質、動物虐待をする男の思考行動のほうが怖い。当たり前のことなのだが。

    そういう間に我が家のハチワレは足元に寝転んでいるのだが、いつみても上からの姿は黒いツチノコである。
    アル中になれば、これが恐ろしい妖怪か大蛇の類いに見えるのだろう。
    それが狂気の入口か。くわばらくわばら。

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著者プロフィール

(1809年〜1849年)アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。主な作品に「アッシャー家の崩壊」、「黄金虫」、詩集『大鴉』など。

「2020年 『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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