現代アートの本当の見方 「見ること」が武器になる (Next Creator Book)

  • フィルムアート社
3.25
  • (2)
  • (6)
  • (12)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 119
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845914456

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まず現代アートの本当の見方、という書名から、自分のような凡人が推測した内容ではなかった。
    よって、自分からすると「想像と違った」本。
    現代アートはこうみるといいんだ、という端的な(牧歌的な)発見はなかった。

    ただ、アートの見方自体は明らかに提示している。
    当書で作り手から発信される見方情報はそれはそれで読みごたえがあった。
    そしてそれらの作り手は現在も活躍しているアーティスト、つまり現代アーティストなので、
    彼ら彼女らが示す見方は、つまりは現代アートの見方になる、と一周回って理解した次第。
    (「自分はこう思いこう作る。ピカソや雪舟にも当てはまると思うけど、彼らの意図は知らないよ」的な、ある意味謙遜の書名として)

  • 「見る」ことに着目した美術の案内書。
    色々な方が寄稿しているので、少しづづ本を読みたい人に良いかも。

  • アートは技術、精神、そして社会性と多面的にみる事で、より深く作品を見れるというよりも、見た後の感じ方が変わってくると。
    そうすると他の事を見る時の見方も、表層的ではなく、本質をみるように意識する様になる。

  • 現代アートの受け止め方を様々な視点で記載。
    アートに関わる人たちの生の声に触れられる

  • 現代美術に関しての見方や考え方、向き合い方についての理解が得られるものだった。
    細く項目分けがされており、一項目5~7ページほどなので読み易く、サクサクと読み進めることが出来た。

  • 美術

  • 学ぶ過程において先達に範を求めるように、「何をどう見るか」の視線にしっかりとした課題意識を持つために、技法・社会性・思想からの提案を示す。それにより、多様な価値観=自分にとっての武器を作ることが可能になる。

    いろいろ盛りだくさんな本でした。振り返って、なるほど様々な見方が提示されていたのだとわかりました。

  • 買ってしばらく放置していた本。

    現代アートにしても古典にしても、
    見ていなかったなと反省。

    正確には。
    いままで見る方法を知らなくて、
    見ることができなかったのだと
    思った。

    「見る」にはコツがいて、
    見ることは考えることなのだと
    思った。

  • 思ったよりも教科書的で面白さに欠けた。
    けれど、色々な方法論が提示されていて、絵の具は物質だということやその絵の周辺情報を無視して単純に鑑賞することなど、色々な観方があるんだなと思った。
    今までと違う観方で鑑賞できそうだ。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1969年東京都生まれ。群馬県桐生市育ち。東京藝術大学大学院修士課程修了。大和絵や浮世絵の様式を織り交ぜながら、現代の景観や人物を緻密に描きこむ画風で知られる。平等院養林庵書院に襖絵を奉納。新聞小説の挿絵やパブリックアートなど、幅広く活躍している。著書に『すずしろ日記』『山口晃 大画面作品集』『ヘンな日本美術史』など。

山口晃の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×