- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847066047
感想・レビュー・書評
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この著者の本は好きです。世界を渡り歩き磨いたニュートラルな視点4割を持ちつつ、時折ご自身の意見を視点にお話されるのが6割という印象です。女性著者は学歴十分じゃない限りは感情論、経験論のみで01に善し悪しが決められる書き方が多いですが、この方は客観的事実な基づいた話が多く、時には女性として、ある女性集団の在り方について異を唱えるところもあり、人柄に信用性が感じられる。賃金や人間関係など多岐にわたって問題が取り上げられており、すらすらよめる。
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オーディオブックにて
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谷本真由美さんの本は3冊め
歯切れがよく、海外在住経験、情報量豊富なので面白い。
年収・学歴・会社・住居・男と女・顔・出身地・老後などで知らず知らずのうちに皆が”認識”していて、その認識から抜け出せないことに気づいていないという本。
日本人は自分で”なんでもできる”くらいに思っているが、今の”環境”で抜け出せないことも多い。子供が親の年収を超えられる比率の世界比較があったが、これは年収による格差と筆者は呼んでいる。男女・顔は変えられないから、住むところ、学歴から変えていくのかもしれない。
海外では大学が会社選びに有効でかつ高額。日本でも大学が今からかわるのだと思う。
僕は、地方も含めて旅をしてみよう。格差があるのかないのかも知らないから、この場所で複数のサークルに参加してみよう、年収の異なる人が集まる場所で違う人たちと会えば差を実感するかもしれない。
そのうえで今を必死に確保したくなるかもしれないし、もっと楽な生き方があると気づくかもしれない。
この本は、極端な格差を教えてくれたので外の世界に目を向ける機会を作ってくれた。
(私は滋賀県の田舎から大企業に就職して40年狭い世界で働き続けて今は関連会社で60歳になります) -
別の著書を読んでイギリス推しの人だなーと感じていたが、この本を読んで考えが変わった。地域格差など考えていなかったが、面白い視点だと思った。女性格差については女性の方が同じ考えを発言しており驚いた。
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文字通り、日本社会にはびこる様々な格差について描いた一冊。
最後はアメリカと中国の格差の話も。
色んな格差があり、身につまされる記述もあり、非常に勉強になった。 -
現在、他者との比較により充足感を得る人たちがいる。年収、学歴、会社、住居などの格差は日本の閉鎖的な状況が生み出した差別意識である。自身が優位な立場であるという幻想の中で思い上がる人々は格差バカである。メディアが作り上げた価値観に囚われることはない。
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書かれていることはまともな内容なのだが、インパクトを見せようとしてバカを連発するのはいただけないように思える。タイトルにバカ格差とつけてしまった以上は仕方ないのかもしれないが。