本の雑誌384号

制作 : 本の雑誌編集部 
  • 本の雑誌社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860113469

感想・レビュー・書評

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  • 40 周年記念号。
    本の雑誌はたぶん、26 年くらいはかかさず読んでいるので、定期的に購読している雑誌としては一番つきあいが長いことになります。
    いろんなジャンルのベストが載っているんだけれど、やはりというか、結構読んでいない本ばっかりですね。(^^;
    よく読むジャンルでもヒット率 13% 程度ってところかな。
    数年前にピンチになったこともあるけれど、これからもがんばって刊行を続けてほしいものです。

  • ☆5つ!
    「本の雑誌」 数年前までは毎月買っていた。 特定の本屋さんにしか置いてないのでその本屋さんまで文字とおり走って買いに行った。 でも発売される日にちが月によってまちまちで、決まった日に行くと有る、というようなものでもなかった。 もうあるだろう、と思って行っても無かったりとか。 あるいはちょっと油断してると、行った時には売り切れてたりとか。 そういう状況が面倒くさくなって、だんだんと買わなくなってしまった。 まあ、どんどん値段が高くなっていったことも重大な要因でわあるが。

    久々に手にとった今号はなんと1000円である。 1000円あればあれも食えるし、あれだって買えるのに、とかのいじましいことはこの際考えまい。 だってなんと創刊40周年記念号なのだから。

    この号は永久保存版であろう。 また最近創刊1-10号の再印刷版が箱に入って売りだされた様子だが、そんなものは必要ない。 そんな40年も前の本の紹介をいまさら読んで何すんだ! 百っ歩ゆづって、まあ読むだけならいいだろう。 でも買って保持してどうすんだ! すぐにレンタル本屋さんへの卸しを初めてくだされ。 いや図書館ぢゃないよ。 レンタル本屋さん。 まあDVDやCD/コミックといっしょのお店でもいいからそうしてくださいまし。

    そしてなんと今回トドメのお知らせは、あのカリスマあらため、カリマス時間的書店員ベアトリーチェさんの書いた『まよふく』が上梓されること。しかも本名を平仮名った「ひさだかをり」という真ペンネームでの発売なのだ。お姉ぃさん、印税入ったら飲みに連れてってくだせいませ。 いや冗談です。すまぬ。

  • ふにょふにょの絵は沢野さんが描いてるのか…と新参者は思う。
    三角広場に地元の図書館のことを投稿している人がいた。ウレチイ。

  • 将来の日本文学は世界的には日系アメリカ人が英語で書く文学のことになるのではないかと思う。

  • 今月号の本の雑誌が涙ものに(#^.^#)面白い~~! 創刊40周年記念の特大号なのだけど、大御所たちがこれでもか、と登場です。


    創生期とそれに続く40年を振り返る元祖本の雑誌社メンバーたち。\(^o^)/
    それぞれ読み応えがありましたけど、特に
    椎名誠さんの「たったひとつのきまりごと」がいいんですよ。
    目黒さんはなぜ断固として阻止したそれまでの常識。それはこれまでにも何度も語られてきた逸話であるけれど、椎名さんは


    そのたったひとつの「取り決め」が『本の雑誌』の今存在している命の根幹だと僕は思っている。


    と締めていて、そっか、だから私は長年、この雑誌を楽しんでこられたのね、と改めて厳粛な(汗)気持ちに。

    「本の雑誌が選ぶ40年の400冊」特集なんて、いつもの社内偏愛丸出し選考会に加えて、
    エンターテインメント40年・北上次郎から始まって、豪華執筆陣による
    日本文学40年、翻訳文学40年、エッセイ、時代文学、国内ミステリー、海外ミステリー、SF、ノンフィクション、とそれぞれの選者がとても楽しんで作品名を挙げているのがわかるし、また、これは大変でしょう!(#^.^#)の縛りを自分に課している人もいたりして、リストとしてもこれから先何年も活用できそうだけど、読み物としてだけ読んでもとても面白いです。

    なぜか、新連載の「そばですよ」平松洋子がこのタイミングで始まり、立ち食いソバの素敵な検証を。なんてったって、一回目のタイトルが「いか天そばに動揺する」ですものね。

    新刊めったくガイド、三角窓口(読者の投稿ページ)にもいつも以上に力が入っているし、

    今月号の「おじさん三人組」は、なんと北方謙三氏の仕事部屋を訪問。表彰状なんてあげちゃうのです。炎の杉江さんはちゃっかりサインまでもらっちゃうし、


    読者からの

    私の「本の雑誌」体験! が熱い!(#^.^#)

    57歳の越川映子さんの


     ヨソの家の本が少ないのに驚いていたら、本誌の皆様の本棚を見て、うちはまだマシであることがわかった。



    には大笑い。うんうん、わかります! 私も、こんなに本読みの主婦って人間としてどうよ、ってくらいに、読書量に対して後ろめたさを感じていたのが、本の雑誌の書評家さんたちは当然として、一般読者にも凄い本読みがうごうご(失礼!(#^.^#))いることがわかって、あぁ、よかった、私はまだ大丈夫だ、と胸をなでおろしていたものだから。

    そして、
    越川さんは続けて

    三角窓口を読むと、お友だちができた気がする。ファンクラブがあったら入りたいものだ。


    あはは・・・
    私も毎月、そう思ってましたぁ~~。特に常連さんには幼馴染のような、同じ釜の飯を食ったような(#^.^#)濃い親しみを感じてたんですよ。

    で、長年の読者が本の雑誌40年を振り返る座談会までやっちゃってそれがまたまたすごぉ~く面白いし、頷ける。(そのメンバーの中にいつも本屋大賞受賞式にご一緒している三澤さんがいらして感激!)
    それぞれの本の雑誌の楽しみ方や、どこから読み始める? そして、これまでの本の雑誌の危機のころの理由、昨今の企画に対して、と、ホントに忌憚なく&楽しそうに語っておられてね。(#^.^#)

    私はお三方のようにコアな読者ではないけれど、それでも、うん、そうなんですよ、私もそう思ってました! と握手したいくらいのあれこれが出てきて、いや、これはたまりません。

    毎月、本の雑誌が届くと、何を読んでいても中断、(今月は吉田修一「森は知っている」の途中でした。こちらもとても面白いです。)最優先で読みふけるのですが、今月号は増ページで読みでがあるだけにこれは困ったぞ、と、\(^o^)/  笑いが止まらないじゅんであります。

    • じゅんさん
      シンさん、コメント、ありがとうございます。(#^.^#) 私もこちらへはたまに描きこんだかと思うとまたしばらくお休み、を続けている状態です。...
      シンさん、コメント、ありがとうございます。(#^.^#) 私もこちらへはたまに描きこんだかと思うとまたしばらくお休み、を続けている状態です。今は書きたい気持ちが継続しているのでしばらくはまたこちらであれこれ感想をアップするつもりですので、またお読みいただければ嬉しいです。

      本の雑誌とそのWEBのおかげでホントにたくさんのお友だちができました。談話室時代のご縁で今でもリアルに会ったり、シンさんのようにネットでおしゃべりしたり、が続いているということ、炎の(#^.^#)杉江さんがとても喜んでおられた、と今年の本屋大賞授賞式でご一緒した長老みさわさんが言ってらっしゃいました。(#^.^#)

      ツイッター、なぜか私のものと娘のものが共有になっているみたいでちょっと今身動きができない状態なんですよ。
      残念ながらお邪魔することができませんが、穂波さんにどうぞよろしくお伝えくださいませ。(#^.^#)
      2015/05/17
    • シンさん
      お返事ありがとうございます。
      杉江さん!
      『炎の営業日誌』に一度名前が出たときはうれしかったです。
      (はるき悦巳『日の出食堂の青春』が...
      お返事ありがとうございます。
      杉江さん!
      『炎の営業日誌』に一度名前が出たときはうれしかったです。
      (はるき悦巳『日の出食堂の青春』が恋愛小説談話室で話題になったとき)
      ちょっとミーハーな気分になりました。

      シーナさんの文章読みました。嫌なものは載せたくない、と思うのは簡単だけど、それを貫くための経営努力は大変なものだったでしょうね。頭が下がります。
      しばらく前倒産の危機があって話題になったけど、一万か二万なら出すからつぶれないで、と気が気ではありませんでした。(金額はせこいのが恥かしいですが)
      これからも応援していきたいです。

      北方謙三さんといえば!東えりかさんが北方さんの秘書をなさってたんですよね。談話室時代はそんなことをひけらかさなったので、後で知ってびっくりしました。
      私は今でも東さんに一番恩義を感じています。あの四年間は本当に楽しかった。もしお会いする機会がありましたら、シンが感謝していると伝えていただけませんか。あつかましいお願いですが……。

      twitter見られないんですね。見るだけならtwilogでもできると思いますので、そちらのリンクも張っておきますね。画面右上のtwitterID検索でほかの人のツイートも(少なくとも最新200ツイートは)読めます。私が@naosarakyaaで、穂波さんが@sharlkarlです。

      http://twilog.org/naosarakyaa

      もしじゅんさんが福岡や北九州にいらっしゃることがあれば、お声をかけて下さい。名所や名店は詳しくありませんが、なにかのお役に立てるかもしれませんので。

      せっかくのこの縁を大事にしたいですね。私も早く書評を再開できるようにがんばりますので、長い目で見守っていただければ幸いです。

      それにしてもじゅんさんは新作を旺盛に読んでいらしてすごいですね。私はいまごろになってようやく『桐島、部活やめるってよ』を読んで感心しているところです(笑)。丸谷才一さんの本もまた読み直しています。これはきっと一生読み続けることになるでしょう。私の師匠ですから。
      2015/05/19
    • じゅんさん
      シンさん
      シンさんのツイッターに辿り着くことができました。(#^.^#) うんうん、私もそう思う!とか、そっか、なるほどね、という呟きが満...
      シンさん
      シンさんのツイッターに辿り着くことができました。(#^.^#) うんうん、私もそう思う!とか、そっか、なるほどね、という呟きが満載で、これからたびたびお邪魔させていただこうと思います。
      東えりかさんには毎月、月刊ウインドをお送りしているのでシンさんからのメッセージをそのままお伝えしますね。きっと喜んでくださると思います。

      そして、シンさん、炎の営業日誌に登場されたことがあったんですか。すごぉ~~い!!\(^o^)/ 私も読んでいたはずなのに、すみません、見逃していたのかな。それはもちろんすっごく嬉しいことですよね!

      こちらではメッセージ機能がないので、もし、よかったら、 http://www.honzuki.jp/user/homepage/no3619/index.html

      こちらにいらしていただけませんか。
      本が好き!というサイトでも本の感想を書いているんですが、個人的なメッセージも受けられるようになっているので、そちらでもおしゃべりできたら嬉しいな、と思って。

      「桐島、・・・」いいですよね。初読時には校内ヒエラルキーの中で、朝井リョウくん(くん付けなんて偉そうだけど、なんかそれ以外に呼びようがない。(^_^;))本人はどこにいるのか、がやたら気になって巧いは巧いけどなんか座り心地が悪いなぁ、と感じていたのですけど映画を観て、そんなモヤモヤがストンと落ち着いた、という、あはは・・(私が)ちょっと迷走しちゃいましたね、という読み方になっております。

      じゃ、また!(#^.^#)
      どうもありがとうございます。
      2015/05/22
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