風の帰る場所―ナウシカから千尋までの軌跡

著者 :
  • ロッキング・オン
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860520076

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌紙面にて12年もの年月をかけて行われたインタビューの再録集。インタビューワーはCUT、ロッキンオン創刊者の渋谷陽一氏。さすが作品や宮崎氏自身についてかなりつっこんだ質問をされています。感覚的な問いが多く、それに対して宮崎氏も感覚的に答えるので飲み込むのに時間がかかることもしばしば。初期の頃の若干喧嘩腰の質問がおもしろい。「作品内のターニングポイントでたびたび風が吹くのは意図したものか?」という質問からこのタイトルがきたんでしょうか。

    宮崎駿氏はどこか現実に対してニヒリストな印象があったのですが、インタビューを読んで感じたのは全く逆で「理想がものすごく高い人」でした。アニメ制作の劣悪な環境を作り出したと手塚治虫氏を批判したエピソードは有名ですが、この本では更にアニメ化したことで手塚氏が商業的ヒューマニズムに走ったと批判しています。他にもディズニーや、エヴァンゲリオンの庵野監督、攻殻機動隊の押井守監督らの作品に対しても言及。

    全体的に、作品自体についての裏話などよりかは、その時々のジブリの状況、宮崎駿氏が何を考えているかに焦点が当てられています。もののけ姫以降年齢を理由に「俺は引退する」と何度も口にしているのが気になりました。やめられないんだなあ…。

  • 渋谷陽一さんと宮崎駿さんの対話文となってます。
    テレビでは見ることができない、宮崎さんの本音のようなものや葛藤を垣間見ることができ1冊。
    作品で言うと「千と千尋の神隠し」辺りまでの話。
    どういった思いで、名シーンを産み出してきたのか、どういったものに影響を受けてきたのか、アニメーションを作る上で大切にしていることは何なのか、そいった話を聞くことができる。

  • 2013年9月24日読了。
    インタビュアーと噛み合ってないところが一番のポイントかなあ(笑)

  • ジブリ映画が大好きで、子供のころから本当に何回も見ている。
    大人になって見てみると、同じ映画なのに違う風景に見えてくる。
    一つ一つのシーンやセリフが、違う意味合いをもって感じる。
    そんな人はたくさんいるのではないだろうか?

    それはきっと映画を作った人の気持ちがくみ取れるようになったからだろう。
    いや、ただの自身の勝手な解釈なのかもしれない。

    この本は、その答え合わせが少しだけできます。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○人を殺した人間だから、殺すことの痛みがわかった人間だから。
     それで膝を曲げるんじゃなくて、それを背負って歩いている人間だから、
     この娘は描くに値するんじゃないかと僕は思っていたんですよ。(P.60-61)
    ○どっかで見極めなくちゃいけない。
     お寿司と同じでね。腹いっぱい食うか、最後の二個くらい我慢してやめるか。
     美学の問題ですよ。(P.148)
    ○なんか作品を作る中で無意識の奥のほうの
     意識化できない部分で道筋は大体できているんですね。
     だから、それを意識の上に拾い上げるのにやっぱり時間がかかるんですよ。(P.227)

  • 2016.5.26 読了

  • おもろーだったけど、想定内。でも、しっかりしなきゃとも思う。

  • 宮崎駿の「ハウルの動く城」を見て、宮崎さんの著作を読みたくなった。

    この本は「風の谷のナウシカ」から前作「千と千尋の神隠し」までの制作話をまとめたもので、初出は雑誌「Cut」「SIGHT」で、その都度作品が公開された後に渋谷氏がインタビューをとっている。

    つまり、「カリオストロ」、「ナウシカ」、「ラピュタ」、「トトロ」、「魔女の宅急便」、「紅の豚」、「もののけ姫」「千尋」の公開直後のインタビュー集で、1990年~2001年のものである。

  • 資料ID:W0162728
    請求記号:778.77||Mi 88
    配架場所:1F電動書架C

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    所在記号:778.77||ミヤ||1
    資料番号:10228177
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  • 怒りの感情を思い出した。
    これからは怒りながら生きる。社会に対して。

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