マーケティングってそういうことだったの(・∀・)!?

著者 :
  • あさ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860635978

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  • *マーケティングとは。
    アメリカ・マーケティング協会定義:マーケティングとは、顧客、クライアント、ビジネスパートナー、そして社会全体にとって価値のある提案を創造し、伝え、届け、そして取引をを成立させるための活動や制度、そしてプロセスである。
    日本マーケティング協会定義:マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
    *マーケティングとは市場を❝動かす❞もの。
    marketing.市場を動いている状態にする→市場を動かす。
    「モノ・サービスが売れるしくみをつくること」。
    *同じものなら安いほうを選ぶ。
    *同じようなものなら安いほうを選ぶ。
    *他の商品との決定的な違いをアピールする。これがマーケティングの最重要ポイントである差別化です。
    *「売れるようにする」がマーケティングの発想。
    実際CMで使われたキャッチコピー❝吸引力が落ちない、ただひとつの掃除機❞。
    ここで重要なことは、技術革新によってどんな製品の機能を高めても、それが消費者に「ほしい」と思ってもらえなければ、売れるものを開発したことにはならない。売れる可能性のあるものを開発し、それを売れるようにする。これこそが、マーケティング的な視点なのです。
    開発された製品を「売れるようにする」ことは、むしろ技術者以外の人たちの役割だと言えるのではないでしょうか。マーケティングの重要なポイントは、必ずしも技術ではなく、消費者がその商品をどう知覚するかだということがわかる。
    *製品とは、「開発された品」。そして、これを「売るため(商いにのせるため)の品」にしたのが商品です。
    どんなに製品の機能を高めても、消費者に「ほしい」と思ってもらえなければ売れるものを開発したことにならない。製品に❝売るための工夫❞を施さなければ商品にはならない。
    *顧客の不満をいくらつぶしていっても、差別化を実現することはできません。スターバックスが成功したのは、それまでのコーヒーショップにはなかった新しい何か(something new)を提供、それが消費者に受け入れられたからです。消費者は与えられたモノ・サービスについて、不満や要望を言うことはできるでしょう。しかし、それまで存在しなかった❝新しい価値❞について意見することはできません。その❝新しい価値❞を提供するのは、他ならぬ企業側なのです。
    *消費者は、必ずしもスペックが高いものを「良いもの」と知覚するとは限らないのです。お客様の声(ニーズ)をもとに商品(サービス)を改良していくマーケティングをニーズ対応型マーケティングという。❝新しい何か❞を提供するマーケティングを、価値創造型マーケティングという。マーケティングには、単に消費者のニーズに応えるだけでなく、新しい価値を創造する役割もある。
    *市場には既存市場と新規市場という2つの市場がある。そして、マーケティングとは、既存市場の活性化と新規市場の創造という、2つの働きかけだと考えることができる。既存市場・新規市場の中にモノ・サービスが売れるしくみをつくること。
    ❝モノ・サービスが売れるしくみをつくること❞であって、❝モノ・サービスを売るしくみをつくること❞ではない。マーケティングでは、「とにかく売れればいい」という考え方はとりません。企業側としては、商品を1回買ってもらうだけでは不十分です。商品を買ってもらって、使ってもらって、その上で満足してもらわなければいけません。そうでなければ、2度と買ってもらえなくなり、利益を上げることができなくなるからです。したがって、「(1回でもいいから)売る」のではなく、「(継続的に)売れる」しくみをつくることが重要なのです。

  • 基本的なこと。

  • マーケティングのキソが、かる~く学べる一冊でした。
    マーケティング初心者の女の子が先生と会話するというテイで進行するので、字がぎっしりの専門書と比べダンゼン読みやすいと思う。(その分、内容も薄いかもだけど)

    ただ、基本的に B to C に焦点が当たっているので、
    B to Bマーケティングを学びたい人にはちょっと合わないかも。

  • 分かりやすい。

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