つらかった過去を手放す本

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 127
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860636180

作品紹介・あらすじ

人生を守り、二度と傷つかない生き方のレッスン。人気心理カウンセラーによる、「過去」との向き合い方&つきあい方。

感想・レビュー・書評

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  • 続いて読んでみた。
    メインの主張は「すべてが面倒くさい~」と同じ。
    ただ、何かに傷ついてる人にはとても役に立つ本だと思う。誰かに何かをされたとか、嫌な過去って、たとえ加害者がいてその人に謝ってもらったとしても、傷が癒えたりなんかしないよな~って、つくづく思うし。相手が悪かったと思ってようが、思ってまいが、そんなことどうだっていい。自分が傷ついてることの方が問題だからね。
    そのあたりのことがわかりやすく書いてるし、その対処法(一つしかないけど)が書かれている。これも速攻で治るもんじゃないのよね。癒すには時間がかかるんだよなぁ、とつくづく思った。

  • 自分にとっては、それが晴天の霹靂のように突然起こったと感じることがポイントだと思った。つまりは、トラブルの前兆をまったく気がつかなかったということ。それを感じ取る能力が鍛えられていないことが問題だと思った。だから、著者からみたら、ご本人が自らトラブルを招いているようにみえるんだと思った。

  • 読みやすい本ではあるが、[自分のありのままを受け入れる。]の、[自分]というものが分からないから他人本位になってしまうのではないかと思う。他人を気にかけすぎるというのも、その人自身であるし。自分の欲求、感情に素直になるというのも、時には辛いものだ。

  • 辛い思いをした事を忘れようとしても簡単に忘れる事はできない。
    過去とムリをして向き合う必要も無い。
    相手に理解を求めても、理解してもらえない場合がある。

    結局は自分が自分を大切に思い、自分を守る方法を身につける事が大切。

    まず
    ありのままの自分を受け入れる
    どんなひどい事を考える自分であっても、それが自分として受け止める。

    そして自分を守る方法、自分を大切に愛する事を知る事。

    ううう〜ん
    それがむずかしいのだと思うのだけど。

  • 多少前向きに考えられたり、気持ちが落ち着く本ではあるけど、とても画期的な要素があるわけではなく、あくまでも読むと「冷静に見つめられるようになる」ぐらいのもので、書いてあることを実践するのはなかなか難しいという印象です。

  • ・ムダにした時間は戻らない。
    ・未来の自分を守る。
    ・無理に過去と向き合う必要はない。
    ・最大の復讐は幸せになること。

  • 前の職場で言われた一言が未だに思い起こされてしまい辛い思いをしていたのでそれが改善できればと思い購入。
    ありのままの自分を受け入れ心の声に耳を傾けることで相手への許しの気持ちが生まれる。また、私は満たされていると実感できるくらい幸せになることが最大の復讐になる。と書かれている。

  • 閉鎖された家庭空間で、理不尽なことがあっても、そういう環境で育てばそれが当たり前と思ってしまう。親があなたを「愛しているよ」と言えば「愛されているんだ」と信じてしまう。

    あなたを癒やすことができるのは、あなた自身です。
    あなたを守ることができるのは、あなた自身です。

    相手に意識を向けるのではなく、自分の感情に意識を向けて、自分の感情を大事にする。

    ありのままの自分を肯定してこれからの人生を歩む、それとも否定しながら歩んでいくのか、どちらを選択するかによって未来が変わる。

    あなたの努力はなぜ実らないのか
    それは、あなたが「自分を犠牲にした」からです。

    私は二度と犠牲にならない
    これからは他の人ではなく私自身の気持ちや感情を優先しよう。

    ある女性の手紙
    彼女は手紙を書く時に「自分の心を救う」ことを目標にしました。
    だから一文字一文字、自分の心を確認しながら書いていったそうです。
    そうやって自分の心と向き合い、自分の心と対話しながら、「心が最も楽に解放される表現」を探っていきました。
    自分の気持ちを正しくつかむことができれば、心が癒されます。

    過去の記憶は書き換えられる。

  • どんなに相手が悪くても、相手があなたに抱いている感情を変えることはできない。

    どんなにあなたが正しくて、心の中で自分の正義を叫んだとしても、裏切る人は裏切りますし、だます人はだまします。嘘をつく人は嘘をつくし、あざむく人はあざむきます。それは、その人たちの生き方なのです。

    「いつか変わってくれるかもしれない」「気づいてくれるかもしれない」などと依存的な気持ちで期待して、自ら動こうとしなかったからではないでしょうか。

    生育環境の中で、自分の存在を大事にされて育ってきた人は、自分を見つめることに長けています。
    ・・・何度もカウンセリングやワークショップ、本などで聞いてきた言葉。のけもの、邪魔者、臭いものの存在であった私は耳が痛い。でも乗り越えなくっちゃ。

    「そんなに争うのなら、そばにいなければいいのに」なぜかお互いに離れない。それは、マイナス感情を抱いたままだと苦しいからです。。。。悪循環が繰り返される。

    「ありのままの自分を受け入れる」
    マイナス感情を抱いてしまうほどの「理由」があったから。
    理由があるなら、自分がそんな感情になることを、どうして否定したり拒否したりしなければならないのか?

    @マイナス感情を抱いている時
    「いいんだよ。無理もないよ。もっともだよ。つらかったもんな。頑張ったものなあ。だから、それでいいんだよ」と自分の心と向き合い、心の状態を肯定してあげること。
    「そうか、私は相手を殺したいほど憎んでいるんだな。そんなに憎いのか。無理もないよ。そんな気持ちになってしまうほど、私は傷ついたんだから」その瞬間あなたは「自分の感情を愛した」ことになります。


    今までと同じように、自分の感情に抵抗したり、相手に復習したりする方法で過去の痛みを癒すことができると思い込んでいるなら、ここでその考え方を捨ててほしい。

    「被害者がいるのに、加害者がいない」
    だからこそ、相手を責めても自分を責めても、自分の心を救うことはできないという事実に気づこう。

    無意識のうちに、失敗するような選択肢や、人と対立するような選択肢を選んでしまうのです@自分は冷静な判断のもとで選択・決断しているようでも

    認めたら最後、徹底的に叩かれる

    過去の呪縛にとらわれて、堂々巡りの思考と後悔を繰り返している人は、「今」ではなく、「過去」を生きている人

    観たくもない映画を誘われても、いい顔してイエスと答えてしまう。
    自分の気持ちを優先しないとマイナス感情が蓄積してゆく。

    自己犠牲は本当に素晴らしい行為?
    結果的に相手を恨むことになる。

    「私は二度と犠牲にならない」「これからは、他の人でなく私自身の気持ちや感情、欲求を優先しよう」

    幸せになることが最大の復讐だ

    過去に起こったことは「自分自身を愛すること」の大切さをあなたに気づかせるためだという見方ができます。
    →そうでなければ、過去をうらみ続けるだけで人生を終えてしまうことになるでしょう。それではあまりにも悲しすぎます。

    憎みたかったら憎み続けていいし、うらみたければうらみ続けてもいい
    →まずはそんな自分を丸ごと受け入れましょう。これも「私を愛する方法」のひとつなのです。

    「相手への許し」と「自分への癒し」は、同じ分量です。

    ・死ぬまで許さなくてもいい
    自分の心が傷ついたまま、相手を許すことはできません。

    「みんなに変な目で見られるから」「みんなが我慢してやっているから」「こうすることが常識だから」などと、他人や社会、一般常識といったものに、条件反射的に従っているようであれば、それはすでに”犠牲者になり始めている”というシグナルです。

    「身内のことばかり大事にして、私のことは少しも考えてくれない。どうして私があなたの身内の面倒を見なくちゃならないのよ。あなたは誰と結婚したの!!」

    他者中心の意識になって、相手に謝罪させようと強く主張すればするほど、期待した結果にはならず、あなたの心の痛みはかえって深くなってしまいます。

    「でもね、聞いていて、あまりつらくなったときは、『今はもう、これ以上は、私のほうも無理なんだ』って言ってもいいかなあ。あなたを決して拒否したり避けたりしないし、これからもずっと向き合う努力をするよ。私も今、自分なりに変わる努力をしているから、それを認めてほしんだ」

    死を選択するかどうかという判断には本人の強い意志が働いていて、それを覆すのは、どんなに親しい人であっても用意ではない。

  • 書評がよかったのとタイトルにひかれてつい買ったけど、残念ながらハズレです。
    前半部分いりません。
    後半部分も、なんだそんなこと?という結果でした。
    そんなんで解決しきれないからもがいてるのに、そこで終わったのね。
    勝手に期待したのは私なので、まあしかたないです。

    文章は読みやすいのでさっと読めますが、読者を想像してのセリフを交えての文章なので、いちいちひっかかります。
    「私はそう思わんし」
    ぬるいですわ。

    著者との相性の問題ですね。
    これで救われる人もたくさんいるんでしょう。
    私には合いません。
    ちなみに、他書を読んだこともあるけど、いまいち合いません。
    なのに買ってしまう…。
    これからは図書館で借りることにします。

    最後に自殺のことにふれてますが、
    そこだけは受け入れられません。
    自殺は「決意」ではありません。
    「病気」です。
    あの書き方は、近い心理になったものとして、反発ですね。

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著者プロフィール

医療ジャーナリスト、心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱しメンタルケア分野の本を著している。「自分中心心理学 オールイズワン」代表。國學院大學経済学部卒業。日本カウンセリング学会会員。著書多数。

「2020年 『「また断れなかった…」がなくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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