落語絵本 十 たがや

著者 :
  • クレヨンハウス
3.52
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本棚登録 : 260
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861010583

作品紹介・あらすじ

匠の技の花火。江戸の昔から、いちばん人気は隅田川の川開き花火!
「よっ!たがや――。」
花火の夜に、生まれるいのち。
こんなめでたい話を落語でたのしめるなんて、粋だねえ。

たが屋さんの仕事のこまやかな描写のページを描くため、川端さんは九州まで取材しに出かけたそうです。
職人さんから話を聞き、仕事場や道具類、たが作りの工程までじっくり観察。
その成果が、あの綿密な『たが作り』の場面というわけです。

感想・レビュー・書評

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  • 隅田川の花火見物に出かけた<たがや>の女将さんが、両国橋の真中まで来て、急に産気づきました。旦那のしんさんと一緒に見物にきた長屋の連中も大慌て。でも、周りは人だかりで身動きできません。さあ、たいへん!そこへ「はいはい、ちょいとごめんなさいよ」と颯爽と現れたのは<とりあげ婆さん>でした。「このお腹の子は、江戸っ子だねえ。気が短いんだ。花火の音を聞いて、待ちきれなくって出てこようてっかい!」 機転のきく助っ人婆さんの掛け声で、橋のうえと屋形船の江戸っ子らの人情の花開き 「おぎゃ-」「よぉ-たがや~」。

  • おびでよくそんなおもいたるとかを持ちあげられたなあと思った。

  • 隅田川の花火大会で、「たまや〜、かぎや〜」ではなく、「よっ、たがや〜」と言いたくなる出来事が起きます☺️
    両国の人情話に笑みがこぼれます

  • 読んで、こんな噺だったっけと思いながら、あとがき読んで思い出し、元が結構ザワザワする噺なので、苦心の跡がうかがえる。

  • 現在「たまやーー」と叫ぶ人いますか?笑子どもたちになかなか伝わりずらく、オチがピントきていませんでした笑
    〇小学生中学年~

  • 図書館本。たまや~たがや~のくだりが面白いが長女にはそこがウケなかったようで。川端誠さんの落語絵本。

  • 読了

  • まあまあ

  • 2022.03.13 読了。

    最後のページの川端誠さんの解説を読むと分かるのだが、
    実際の落語『たがや』を大幅にアレンジしているそうで、
    元の話だと確かに絵本にはできないので、
    こちらの話のほうが平和で良いと思う。

    ちょっとしたヒューマンドラマで人間の助け合いの美を感じる作品。

  • 6歳9ヶ月の娘
    3歳9ヶ月の息子に読み聞かせ

    落語絵本
    おもしろいよね

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著者プロフィール

1952年、新潟県上越市生まれ。1982年デビュー作『鳥の島』で第5回絵本にっぽん賞を受賞。主な作品に『森の木』『ぴかぴかぶつん』「お化け」シリーズ(いずれもBL出版)、「果物」シリーズ(文化出版局)など。1994年に発表した「落語絵本」シリーズ(クレヨンハウス)でも大きな反響を呼び、「落語絵本」の草分けとして人気を博している。その他の落語絵本に『井戸の茶わん』(ロクリン社)、『てんしき』『ごんべえだぬき』(いずれもKADOKAWA)がある。また近著の創作絵本に『ピージョのごちそう祭り』(偕成社)がある。

「2024年 『ねこのさら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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