旅する対話―ディアスポラ・戦争・再生(DVD付き)

  • 春風社
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861103506

作品紹介・あらすじ

在日三世の作家と、亡命チェチェン人ジャーナリストが、朝鮮民族とチェチェン人が追放された悲劇の荒野を旅し、故郷喪失者のまなざしで世界を見つめ、語り合う。不穏な空気を濃くする今をつらぬく"予感"に満ちた対話集。ザーラ監督の映画3本を収録したDVD付き。

感想・レビュー・書評

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  • チェチェン・・・・聞いたことはあるけれど、世界情勢について、ニュースで聞いても詳しくはわからないことがほとんど。でも、今も世界のどこかで戦争って終わっていなかったんだということ。。
    改めて、この世界から戦争がなくなってほしいと思います。私は民族音楽が好きですが、付属のDVDには、いろんな民族のいろんな言葉で歌い踊る子どもたちの様子が写っていて、自分もそのなかで歌い踊っているかのような気持ちになりました。
    姜さんが危惧していること、わかる気がします。
    日本のなかでも、知らないうちに戦争へ向かうような動きがあってはいけない。心のなかで、自分と違う意見や自分と違う他者を排除するのでなく、認めていく、共存していく気持ちを持ち続けていきたいと思った。

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著者プロフィール

【翻訳】姜 信子(きょう・のぶこ)
1961年、横浜生まれ。『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『現代説経集』(ぷねうま舎)、『はじまれ、ふたたび』(新泉社)、『語りと祈り』(みすず書房)など著書多数。共著に『忘却の野に春を想う』(白水社)など。編著に『谺雄二詩文集 死ぬふりだけでやめとけや』(みすず書房)、『金石範 評論集Ⅰ・Ⅱ』(明石書店)、『被災物 モノ語りは増殖する』(かたばみ書房)など。訳書に『あなたたちの天国』(李清俊 みすず書房)、『モンスーン』(ピョン・ヘヨン 白水社)、詩集『数学者の朝』(キム・ソヨン CUON)、監訳に『奥歯を噛みしめる』(キム・ソヨン かたばみ書房)などがある。

「2024年 『父のところに行ってきた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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