- Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861276965
感想・レビュー・書評
-
天野こずえさんの「あまんちゅ」の2巻です。天野さんの漫画はいつもながら、自分では当たり前だと思っていることが、別物のように透き通って見えます。
今回の2巻で、個人的に「プレゼントはあげる方も嬉しい。」というところに心打たれました。
天野さんは、当たり前のことを言葉にできる力がある人なのだと、勝手に思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第6話でダイビングへのワクワク、早く潜りたいという願いを共有したてことぴかり。第7話でその願いを幸せリボンに込め、第8話では水中に潜る怖さを乗り越え水中から見える素晴らしい景色をぴかりと一緒に見た
ダイビング出来る自分に近づくため、ぴかりと一緒に一つずつ経験していくてこの様子はとても健気で素晴らしいね
ダイビング初心者で体力も無いてこにとって器具を背負って水中に潜るだけでもかなり大変な行為。いきなり全てが上手くいくことなんて無く、失敗sるのは当たり前。けど、てこにとっては大事件だから自信喪失だってしてしまう
そんなてこに対するぴかりの言葉がてこだけでなく読者にまで響いてくる。「やればできるよっ」ではてこに届かなかった。だからぴかりは更に強く「やればできる!」「きっとできる」と重ね、「でもやらなきゃ何もできない」と言う
この言葉はてこにダイビングを強制するものではない。でも、一つの失敗から自分には出来ないと逃げようとするてこを諌める言葉でも有る。そんな事を言われてしまったら自分の中にある恐怖を曝け出さない訳にはいかない。そしててこが怖いという感情を前にしてくれたからこそ、ぴかりもてこを支える言葉をより伝えやすい形で言うことができる
簡単にはいかない初めての水中活動。失敗を交えつつも素晴らしい形で描写された回だったね
第9・10話ではダイビング部の先輩、愛と誠が登場。が、すんなりぴかりとてこを認めてもらうわけには行かず。そういえばスーツの無断使用なんて有りましたね……
結局、ぴかりとてこが愛に認めてもらう切っ掛けは変な行動とダイビングが好きという気持ち。これは先輩双子と被るものだね。……愛は自覚ないだろうけど、弟を容赦なく足蹴にする行動は充分変なものですよ?
両者ともに変なんだからそりゃ気が合うってもの
こうして成立した新生ダイビング部は黒板への落書きやらてこへのプレゼントやらを通して徐々に一つへ。特にてこへフォトフレームを送る話は良かったなぁ
撮り溜めた写真の全てをランダム表示したいなんてこだわりは非常に個人的なもの。他人からしたら「で、それが何?」と言われかねないこだわり
でも、ぴかり達はメモリーカードに画像を移動すれば良いなんて安易な解決法を採らずに、てこの意思を最大限尊重してフォトフレームを誕生日プレゼントの形をとって送る。それはあまりにも優しさに溢れた贈り物
引っ越しによって失ったと思っていた、大切で大好きな場所がここにも有ると気付けたてこ。
うん、第2巻も良い話ばかりでした -
コミック
-
2巻まで
「ヨコハマ買い出し紀行が好きならぜひ!」と勧められて読んでみたが、うーん、残念ながらちょっとはまらなかった。主人公のキャラが苦手(笑)。 -
【あらすじ】
いよいよプール実習。てことぴかりの凸凹コンビが贈る、素敵いっぱいの第2巻お届けします。
【感想】 -
1巻から続けてレビューです。
新しい場所で居場所を作れて良かったなぁてこ。
心が素直だから、ほんのちょっとしたことに喜びを見出せる。そこにこの子の魅力を感じてしまいますね。
フォトフレームも良かったね。
私なら「携帯の機種何?USBメモリーかHDDにバックアップ取っとけばいいぞ。Google DriveとかDropboxも可。PC無かったらネカフェでも作業出来るぞ!」とか愛想の無い事を言い出しかねん。 -
のほほんとしていて、くすりと笑える。
青春だー! -
私服もかわいい。
-
伊東の道の駅マリンタウンが度々出てくるのがちょっと嬉しかった♪
ダイビング部の双子先輩が登場するけど、う~ん。
特に変化がなく進んでいくマイペースな漫画です。