上田義彦写真集 YUME

著者 :
  • 青幻舎
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本棚登録 : 19
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861522451

作品紹介・あらすじ

歴史あるミャンマーの僧院、サク寺院。

現地撮りおろしによる話題必至の最新作!

穏やかな空気、美しい時間、静謐なひととき—

僧侶の衣の深紅、群青に染められた壁面、
外界を隔てる湿った木々の緑。
まるで時が止まったかのように美しく、絵画的な光景。
上田義彦、取りおろしによる話題必至の最新作。

夢を見る
人は夢を見る
いろいろな夢を見る
眠っている時も
起きている時も
生まれて
死ぬまで
ずっと ずっと
夢を見る

サク僧院にて/上田義彦

アートディレクション:山形季央

感想・レビュー・書評

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  • 楽園だ。生とか死とかそんな恐ろしいものを意識しなくてもいい世界が写されている気がする。勿論写真に写っている世界がそうだと言っているわけではなくて、止まりかけているのだけれどゆっくりと流れる写真の現在が、神様の午睡であるかのようなさらさらとした眩しい錯覚を引き起こすのである。時折挟まれる現実も悪夢ではなく、ねっとりとした土くささを残し、私の現在を想うことが出来る。

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著者プロフィール

1957年、兵庫に生まれる。写真家。多摩美術大学教授。東京ADC賞、ニューヨークADC、日本写真家協会作家賞など、国内外の様々な賞を受賞。2011年にGallery916を主宰。代表作に、ネイティブアメリカンの聖なる森を捉えた『Quinault』(京都書院、1993)、「山海塾」を主宰する前衛舞踏家・天児牛大のポートレート集『AMAGATSU』(光琳社、1995)、自身の家族に寄り添うようにカメラを向けた『at Home』(リトルモア、2006)、生命の源をテーマにした『Materia』(求龍堂、2012)、30有余年の活動を集大成した『A Life with Camera』(羽鳥書店、2015)など。近著には、Quinault・屋久島・奈良春日大社の3つの原生林を撮り下ろした『FOREST 印象と記憶 1989-2017』(青幻舎、2018)、一枚の白い紙に落ちる光と影の記憶『68TH STREET』(ユナイテッドヴァガボンズ、2018)、『林檎の木』(赤々舎、2017)などがある。また、2021年に公開された、映画『椿の庭』は大きな反響を呼び、映画監督としての仕事も注目されている。

「2022年 『ポルトレ 普及版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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