19世紀パリ時間旅行 失われた街を求めて

著者 :
  • 青幻舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861525919

作品紹介・あらすじ

約400点の地図・書籍・版画・油絵を辿りノスタルジーあふれる壮大な旅へ。パリへの熱い思いと、パリ研究の成果が集約された決定版。

感想・レビュー・書評

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  • パリの景観の歴史がわかる。ポスター芸術がかっこいい

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23587566

  • 「ニュクスの角灯」つながり。同時代のパリの図録を眺めてみたい思いから。その思いは十分に満たされました。パリの名がキウィタスク・パリシオルム(パリサイ人の町)から来ていたとは。パリ発展のキーポイントになった君主は、フィリップ2世、フランソワ1世、そしてナポレオン三世だったのかなと。ナポレオン三世、もっと調べたくなってきた。シャイーヌ「アイーシャ」、リヴィエール「エッフェル塔三十六景」、ユトリロ「雪の中のムーランド・ラ・ガレット」、佐伯祐三「ガス灯と広告」あたりは心惹かれた。ミュシャは、美世たちより少し後のパリで活躍したのだなと、思いを馳せたり。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:235.3||カシ
    資料番号:10238752
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  • 鹿島茂コレクション展覧会の公式図録兼書籍。
    失われたパリの風景や風俗を、書籍・版画・写真等で紹介している。
    I  パリ、変貌の歴史
    II  タブロー・ド・パリ
    III ナポレオン三世とセーヌ県知事オスマンのパリ大改造
    IV  1870年、新しいパリ
    V  世紀末のパリ ー ベル・エポック
    VI  20世紀、描かれ続けるパリ
    ローマ帝国時代からオスマンのパリ大改造後までの、パリの変遷。
    オスマンの大改造は大々的なものですが、それ以前にも、
    革命や内乱等で失われたパリの風景があります。
    多くの版画や地図が多く、過去の景色を鮮やかに残していて、
    かの著名人や小説の登場人物たちが闊歩したパリの街に
    想いを馳せられることでしょう。
    中でも資料の「いにしえのパリ」全300枚は、
    画像が小さいながらも、貴重。
    また、葛飾北斎の富岳三十六景の影響を受けたリヴィエールの
    「エッフェル塔36景」はユニークでした。

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著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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