世界は音楽でできている［中南米・北米・アフリカ編］

著者 : 北中正和

• 音楽出版社 (2007年5月20日発売)

感想・レビュー・書評

[ライグラスさんの感想 · 2022年12月2日]

一冊読んで読んだなんて言い切るのが恥ずかしくなるような本。
これは読み切ってからが始まりになります。
もっぱら、この本を読みながら、Youtubeでアーティストを調べ音楽を聴く、なんて楽しみ方をしていたらあっという間に数ヶ月過ぎてしまいました。
世界は広すぎる。で、知るにも時間がかかる。

さっと読むならまだしも、浸かると眼福ならぬ「耳福」が待っています。

[タニィさんの感想 · 2007年4月16日]

前編・後編２冊で世界中の音楽を学べるディスコガイドもついているワールドミュージック入門の中南米・北米・アフリカ編。監修は北中正和氏なので期待したのですが... 南米『スペイン語圏』に関しては月並み未満？やや物足りなさを感じました。この執筆群ですからもう一歩踏み込んでほしかった？！この手の本はそれで十分ということと思いますがやや残念。またアルゼンチン＆ウルグアイのアーティスト紹介とディスコガイドには一部最新盤や、あえて古いベスト盤ＣＤを選んでいるケースもあったが、全体的に古い入手困難ＣＤの掲載が目についた。事前にしっかりリサーチ、最新盤でなくても日本で入手しやすくかつ秀作ＣＤを掲載してあげた方が読者にとって親切だったのでは？と個人的に感じました。南米『スペイン語圏』ものってただでさえ入手しにくいから...アルゼンチン＆ウルグアイ音楽にもっと愛情を！なんてつい私のこれらの音楽への偏愛が出てしまいます。
ワールドミュージック入門書としては良い企画。
こんな本がもっと出るようになって読んでもらえる
ようになれば、情報も、もっともっと伝達できるようになるだろうなと思います。
http://www.cdjournal.com/Company/products/mook.php?mno=20070412a