片想い。 (ピュアフル文庫 ん 1-8 ピュアフル・アンソロジー)
- ジャイブ (2008年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861764936
感想・レビュー・書評
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どの作家の方も表現が面白くて、
すらすら読んだ。
子供だけど、子供じゃないような表現をしてたり、
でも懐かしくなりそうな恋のはなし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
片想い、という響きに胸躍らせてしまったが、
そういうのじゃなかった。
「北風のマント」は謎解きだったし、
「キッキ」では、
第2の人形に話しかけ、
「この子にはわかってもらえてないのかもしれない」
と思うシーンに笑った。
「さつきさん」は、
たかしちゃんに騙されたし、
「おまえたちがー」では、
避けてた道、でハッとする。
全部読んで、
これは、児童書なんだ、と気づく。 -
良作揃い。よかった。わりと大人めな作品だと思う。プリウスの双子が独特の感性で面白かった。単純に面白いのは、長い片想いと北風のマント。おまえたちが…はとても読後感がいい。意外や意外、爽やか!
坂木司/長い片想い
バレンタインに『女子高生』に一緒にケーキを作って欲しいと頼まれて…
前川麻子/プリウスの双子
ぼくには双子の弟がいた…
大崎梢/北風のマント
同じ塾の水戸君に片想い。話しかけるチャンス到来。なのに私が話したことは学校で起こった不思議な事件の話で…
安藤由希/キッキに
小さいころ大好きだったキッキという猿の人形…
草野たき/さつきさん
歳の離れたいとこのたかちゃんを私から奪ったのは、たかちゃんの婚約者のさつきさんだった…
笹生陽子/おまえたちが信じてる世界のライフはゼロだから
上の階に越して来たのは、マスカラカラコンの社交性抜群の魔術師みたいな女子高生。自宅警備員の俺は…… -
どれもこれももどかしくて、どんな結末でも胸が少し痛くなる
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ひとつひとつが短くてよみやすい。
片方から想いがつのる感じがちょっと切ない。 -
□ 14155.
〈読破期間〉
2014/8/4~2014/8/5 -
アンソロジーです。
坂木さんのお話がよかった。 -
坂木司と大崎梢以外は初読み。坂木司目当てで借りたけど、やっぱり坂木司が一番良かったかな。こんな短編の中にも、美味しそうな料理の描写を入れてくる坂木司はまさに確信犯。坂木司以外では、初めて読んだけど草野たき「さつきさん」が好きだったかな。私が読むには少し若すぎるかな…中高生向け。2011/344
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片想いをテーマにしたアンソロジー。
普段読まない様な作家さんばかりだったので、興味が出て購入・拝読。
設定の濃い一冊だったと思う。
特に好きだったのが【長い片想い】
最後の一文の切なさが良かった。 -
6人の作家さんが書いた短編集。どれもひとひねりあって面白い。坂木司さんの「長い片想い」が好き。
2013/03/18