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- Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861820939
作品紹介・あらすじ
恐らく純粋な短篇集としては『怪しの館』以来、三〇年ぶりの刊行となる本書『国枝史郎伝奇短篇小説集成』は、初出紙誌に発表されたまま、あるいは復刻の機会に恵まれないまま埋もれていた短篇を全二冊にまとめた。作家活動の最初期から流行作家になるまでを辿る本書は、習作とも思える作品から、国枝らしい怪奇幻想趣味あふれる作品まで、バラエティに富んだ短篇が収められている。それだけに国枝が独自のスタイルを確立していくプロセスを知ることができるはずだ。
感想・レビュー・書評
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伝奇小説の代表作家である国枝史郎のありそうでなかった短編集。当然ながら全集とかには入っているけれど、短編集というのはかなり以前に出版されたもの以外、ないんじゃないかな?
短編集というだけあって、すべて2段組みで5〜10ページ程度におさまる。ほとんどが時代小説であり、史実や故事に材をとったものも少なからずあるため、由井正雪とかはわりに頻繁に登場する(笑)
もちろん面白いことは言うまでもないが、読み切り掌編であるため全体に軽めであり、信州纐纈城や蔦葛木曽桟を期待すると肩すかしかも。。。
ともあれ、構えること無く読み進めることができるし、破綻するほど話も広がらず(そこが物足りない?)、軽い気持ちで楽しめる一冊であることは間違いない。値段以外は。。。(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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