- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861823053
感想・レビュー・書評
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大学の教員であり、翻訳者の女性が年下の学生と恋人同士となるも、数ヶ月ほどで捨てられてしまう、ありきたりで面白みのない話だ。
が、何年経っても、彼への執着を断ち切れない彼女は、このことを小説を書こうと試みる。彼女の愛情、未練、後悔、恨みなどの揺れ動く想いが延々と詳細に描出されていく。
特に別れを告げられたあとの、何も手につかず、ストーカー的な行き過ぎた行動をとってしまう辺りが痛々しい。
ありきたりで面白みのない話を、女性の主観的な内面描写でここまで書けるのは、素晴らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一人の中年女性の愛の始まりから終わりまでを描いた本。女性の独白と女性が書いている小説が混ざって、奇妙な読み心地を生み出している。
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第1回(2011年度)受賞作 海外編 第10位
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読み飛ばしてしまった。根気よく読めば多分面白いのだけど、淡々とした文章が退屈といえば退屈。この作者は短編の方が面白いと思う。
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前半、だいぶたたないと「私」が多いことに気づけなくて苦悩した!
繊細でちまちましたことを気にする主人公は大好きなタイプだけれど、場面がいったりきたりする形式についていけず、つかれた。