- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861825606
感想・レビュー・書評
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ざっくりと真田信幸の生涯をおっているという作品。
まあこの人が、派手に振る舞う父親と弟と対照的な堅実な人生を歩んできた事もあり、地味でもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.10.8完了
大事なところの描写を省いているという印象。
そもそもこれらの時代の内容の知り得ているから却ってテンポよく読めた。
幸村の’村’のくだりは知らなかった。信繁の印象が少々弱弱しい気もするが、こんな書き方もありかと思う。いや優しいのかな。 -
面白くなくはない。んが、あまりにも喉越しがあっさりすぎる。ほんと、つまんないなんてことはなく、サラサラと話は進んでいって、あっという間に終わる、ベルリンマラソンみたいな高速コース小説。
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1.3
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真田幸村の兄・信幸(信之)のお話です…。
お話は、
奇遇?にも、大河ドラマ『真田丸』と同様に、
武田家滅亡から大坂の陣まで、となりますが…、
信之は、大坂の陣後も、93歳まで長生きして、
松代藩主となり、真田家は、現代まで続きます。
英雄視される幸村に対し、影の薄ぃ信之ですが、
信之なくして、幸村の大坂の陣での働きはなく、
加えて、
現代まで続く真田家の礎を築いた功労からは、
幸村が名将ならば、信之は名君と言えるでそぅ!
で、信之を語る上での最大のクライマックスは、
父・昌幸、弟・幸村と袂を分かち、
その後、助命嘆願を行ぅ関ケ原の合戦でそぅが、
家康と信之、秀吉と幸村の主従関係がわかると、
より一層、面白ぃシーンになりそぅな背景も…。
といぅことで…、
大河ドラマ『真田丸』では、あえて、
信之(大泉洋さん)目線で見てみると、
テーマの1つである、真田家の家族愛を、
また違ぅ視点で、楽しめるかもしれませんね…。
作者の岳さんは、
吉良上野介の視点での忠臣蔵の作品など、
定説に抗った作品や研究も多ぃですが…、
本作品は、特に捻った部分、穿った部分はなく、
史実に沿って、坦々と展開していく内容でした。
ただ…、
そのためなのか、深みや面白味などは控えめで、
もっと、智略や謀略、緊張感や疑心暗鬼などが、
登場人物の言動やシーンから伝わってくれば、
もっと、娯楽作品として楽しめたのかな~とも。
でも…、
信之を主人公とした作品は、ほとんどなぃので、
本作品は、それだけでも読む価値はあるかも…。 -
真田昌幸の嫡男であり、信濃の獅子と言われた真田信幸について書いた本です。
真田信幸は弟に真田信繁、父に真田昌幸がおり、それらに比べると、知名度は低いかもしれませんが、4代に渡る徳川家からの信頼度を見ると、父や弟にひけを取らない知勇に優れた名将といえます。
真田信幸がいるがために、真田昌幸や真田信繁は家の存続を考えないで、思い切った戦いができたのだと思います。
「幸村」という名を使った理由についても言及があります。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-43c5.html