- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861826528
感想・レビュー・書評
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内容は他のAI関連本とあまり変わらなかったが、サイバネティクス論から派生して人間と機械のシンプルな関係について興味が湧いてきた。
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図書館で借りた。
全史と聞くと、歴史をまとめた教科書的な本かと思ってしまうが、そうではない。どちらかと言うと小説チックで、ドキュメンタリードラマのような本だった。「~は…と思った」「~と感じた」という文章が多く、小説的な本の中でもよりドラマ仕立てな印象を受ける。
個人的には、サイボーグがCybernetic organismの略だということと、ロボットという言葉はチェコ語で、元となった作品があることを知らなかったので勉強になった。
その作品はそのまま『ロボット』として岩波文庫であるようなので、そちらも読んでみたい。 -
#科学道100冊2022
毎年恒例の企画展示「科学道100冊」に、今年新たに加わった本。
金沢大学附属図書館所在情報
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https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB24671555 -
AI、ロボット、VR/AR/MR、暗号など、現在のデジタル化の基盤技術は、第二次世界大戦の防衛研究に端を発する。どうやって自国の被害を最小限にするか、戦闘員の命を守るか。サイバネティクス、環境に適応して最適な行動をとるフィードバックループのアイデアはそうして生まれた。
本書は、ノーバート・ウィーナーの提唱したサイバネティクスが、どのように社会を変えてきたか、技術と人の両面から追いかける。実はウィーナー自身は、実用的な理論も技術も生み出しておらず、技術革新は米軍、米国機関の研究開発によって生まれている。ウィーナーが生み出したのは、神話だった。人々はその神話に魅了され、あるいは恐怖して、政治や技術を動かし、今のデジタル技術の多くが発明された。そんな時代にこの原型ができていたのか!と驚くものが多い半面、当時の神話を超えるコンセプトは未だに生まれていない。戦中からのこの80年は、まさにサイバネティクス神話そのものであり、その先は未だ見通せない。
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知っていることは多かったけど、まあこうやってまとめてみるとその当時のASCIIってのはやっぱすごい飛ばしていたんだなあと思う。だってASCIIくらいしか情報としてなかったもんねえ。ヴァネヴァー・ブッシュとか、ザナドゥとか、FSFとか。あと初期のWIREDもすげえ面白かったな。ミッチ・ケイパーってあの表計算ソフト作ってた人だよねーとか。つまり、自分のサイバー好きとかってのは遠藤さんの影響なんだなと再確認するわけで。ひょっとしたらこれってJOIあたりもそうなんじゃないかなという気がしなくもない。サイバネティックスって最初は自動制御のことだったんだね。大学のころに自動制御の講義を受けたときはあんまりおもしろくないなーと思ったけどそれ、たぶん、教え方だね。昔はサイバネティックスと呼ばれていた。サイボーグとかあるでしょうとかそういう教え方の中にボーデ線図とか入れりゃあいいのにね。