- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862120571
作品紹介・あらすじ
動物に値段を付けることもタブー視されてきた背景があるので今まで本書のようなものが出なかったのだろう。動物園のどんな動物にも値段がある。動物の値段は生息数、入手難易度、輸送難易度、大きさ、飼育難易度によって決まる。希少性が値段に跳ね返り、違法取引が横行する原因との指摘もあるが、動物に値段を付けることをタブー視せずオープンにすることで動物たちが直面する問題点、取引の問題点、動物園の苦労、裏方の仕事などが見えてくると思う(「はじめに」より)。
感想・レビュー・書評
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約10年前出版の本なので、状況は変わっているかも(更に厳しくなっているかも)知れないけど、動物商を営む著者のユニークな語り口で、色々な動物の値段について書かれた一冊。賛否あるかも知れないけど、私は好感が持てた内容でした。闇雲に環境、愛護と振りかざす人より、動物に対しての愛情が感じられたから、なのかもしれないです。私自身は飼(買)いたいとは思いませんが、動物園に行きたくなりました。例え珍しくはない動物に対しても、向ける視線は暖かくなりそうです。
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『動物の値段』
白輪剛史さん
動物の値段ってどうやって決めるんだろう?って疑問があった中図書館で見つけた本。
この本は動物の値段だけじゃなくて、飼うとしたら!の心構えとか、動物の習性とか、輸送のされ方とか、勘違いされていることとか書いてあって、動物の習性にも興味あったからいろんなこと想像しながら楽しく読めるおもしろい本でした。
ライオン買いたい人へのアドバイスとか。笑。
これ読んでたら動物園いきたさが増しました! -
センター
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動物園や水族館のどんな動物にも値段があります。値段は生息数、入手難易度、輸送難易度、大きさ、飼育難易度によって決まります。動物の値段を公にすることで動物たちが直面する問題点、取引の問題点、動物園の苦労、裏方の仕事などが見えてきます。動物輸入商に携わってきた著者だからこそ知っているエピソードが新鮮です。
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実際の役にはたたないけど、読み物として面白かった
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キリンやゾウ・ライオン・シャチ・パンダ・・・、それらの動物たちの価格や特徴、輸送、飼育上の注意点をまとめたマニュアル本。
世界を股にかけて活躍する動物輸入商である著者ならではの豊富な知識によって語られるウンチクを読んでいると、自分も自宅でライオンが飼いたくなる・・・なんてことはなく、やっぱり動物園で飼うべきだよな、そして飼育員の方々はご苦労様、という感想。
著者のサービス精神溢れる文章はエンタメ性充分。さらに、動物売買仲介業という知られざる世界を堪能できる。 -
「動物の値段」
著者 白輪剛史
p2より引用
“「動物を飼うには大きさに比例して
気合と心構えが必要」”
職業で動物に対している人は皆
まず気合を重視する様子?なのでしょうか
上記の「飼ってはいけない~」の著者も
気合については同意見のように思われます
タイトル通りお金を基準として
商品として動物の事が書かれていますが
基準がはっきりしている分
ただ単にカワイイカワイイと繰り返すような動物書とは
一線を画す味わいがあって面白いと思います
有る程度しらけた物の見方が好きな人向けでしょうか -
意外と知らないゾウの値段やシャチ、キリンなどの
売買価格をリアルにまとめた一冊。 -
今、テレビでみたー。おもしろそう。
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動物商の立場から動物の取引の現状と本当の保護問題を考える事ができるじゃないかな。日本の動物園の裏話もチラリあるから面白いよ。