本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (58ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862190390
感想・レビュー・書評
-
イプセン『人形の家』特集。女性解放云々の小難しい問題ではなく、ノラの起こした借金と署名の偽造が発覚した時、「俺の幸福をお前は目茶苦茶にして」「俺は破滅する」と騒ぎ、事態が好転すると「俺は助かった」と、家庭も相手も切羽詰まっている時に俺が俺がのオレ様ヘルメル様、自分の事しか頭にない態度を見たら「自分だけが大事なのね、こんな人だったのか」って気付く、現代にも通じる、こうやって相手に幻滅してしまう話だと思う。平塚らいてうは、「このくらいで人間になれると思ったら大間違いでしょう。真の自己はそう容易に見えるものではありません」と手厳しい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示