合気道――稽古とこころ (現代に生きる調和の武道)

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  • 内外出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862573490

作品紹介・あらすじ

対立・衝突を超越する真の強さ・人生の糧となる「道」の豊かさ。世界で共感される合気道の哲学を宗家・植芝守央道主が説き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 護身とは戦うことではなく危険に近づかないこと、個性は基本の結果として自然に出るもの、素直に愉快に稽古することなど、世代交代と継承など、言語化による学びは多かった。
    一方、調和を重視し、思想的にも保守的であることは、良くも悪くも日本らしさを感じ、現代の生活に役立つ武道であるべきという理念からはやや離れつつあるようにも思う。道主の今後の舵取りに期待したい

  • 吉祥丸先生の『合気道のこころ』と比べると、文字が大きく、読みやすい。現道主・植芝守央先生のお人柄が伝わってくる書籍でした。

    「教える」のではなく、良いものを「示し」「導く」。

    指導者のあり方や学ぶ側の姿勢は、何度も読み返すことになると思います。

  • 合気道三代目道主である植芝守央が書く合気道の歴史。

    世襲というものは継ぐ者にとっては半端じゃない重圧となることは想像に難くない。

    ましてや合気道のような大組織ならなおさらです。

    道主だから書けること、そして道主だから書けないこともあるとは思いますが客観的に、そして丁寧に言葉を選んで書かれた内容はとても好感が持てました。

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著者プロフィール

植芝守央(うえしば・もりてる)昭和26年(1951)4月2日、東京生まれ。合気道道主(平成11年<1999>に道統を継承)。父は二代道主植芝吉祥丸。祖父は開祖植芝盛平。明治学院大学経済学部を卒業後、財団法人合気会に奉職。合気会専務理事、合気道本部道場長を歴任。現在、公益財団法人合気会理事長、国際合気道連盟会長、公益財団法人日本武道館理事、国際武道大学評議員などの要職を務める。平成25年(2013)に藍綬褒章を受章。ブラジル国のアンシェッタ勲章、ロシア大統領友好勲章、スペイン・バレンシア大学金メダルを授与される。主な著書に『合気道 稽古とこころ』(内外出版社)、『改訂版新版規範合気道基本編』(出版芸術社)などがある。

「2022年 『合気道 その歴史と技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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