- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862575401
作品紹介・あらすじ
世の中には、とても敏感な人や繊細な人が多くいます。最近ではHSP (Highly Sensitive Person)と呼ばれ、統計的には5人に1人があてはまるそうです。「いつも他人の目を気にしている」、「先のことを考えすぎて不安」、「空気を読みすぎて疲れる」。あなたも、そうかもしれません。また、コロナ禍のもと、敏感過ぎるために、外に出ることも人に会うことにも臆病になっている人は少なくありません。
しかし、日常のちょっとした習慣や考え方を変えるだけで、心がスーッと軽くなり、ストレスは消えていきます。それが“鈍感になる練習”です。鈍感力を上げれば、「気にしない」「考えすぎない」でラクに生きることができるのです。
「相手に合わせなくていい」「自分をよく見せようとしない」「何も気づかないふりをする」「きっと誰かがやってくれる」――そう考えるだけでも、人間関係や職場でのストレスをためず、前に進むことができます。
本書では、繊細で敏感な人に向けて、あえて“鈍感”になる心のトレーニングを教えます。
感想・レビュー・書評
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最近「繊細さん」という本が売れているらしい
です。
些細な事に気をかけてしまう姿勢に「私もある」
と共感を得ているとか。
しかしそれでは日々疲れてしまいます。
意識的に鈍感になれるのです。要は考え方次第
でラクに鈍感に生きることができるのです。
漫才コンピ「ぺこぱ」の「ノリツッこまないボ
ケ」にある「とは言い切れない」もその一つで
す。
「あー、これで追い込まれてしまって絶望だ」
とは、言い切れない。なぜなら・・・・。とい
う考え方です。
他にも有名なエジソンの「失敗したのではない。
この方法ではないということが分かったことが
前進なのだ」の言葉も考え方次第です。
考え方一つで人生はいかようにも解釈できるこ
とを改めて知る一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族の中では繊細な方だし、その分他人の言動やちょっとした機嫌の良し悪しがわかってしまう。そもそも人を観察、分析するのが癖というか条件反射的に備わってる。
同じ空間にいる人がギスギスしてるとすごく疲れるし、楽しくしたいからみんなの喜ぶような話題提供には心を砕いてきた。
が、もうそんな必要はない。他人の感情まで自分が責任を持つ必要はないんだと思った。
あ、この人は今こういうことを望んでる!とわかってもはっきり言われるまで気づいてないフリをする。お願いされた上で考える。
それくらいでちょうどいいのだなぁと思った。
自分が変わろう変わろうと思っていたが、この感性はそのままに。日常のいろんな場面で割と気負いすぎなくていいということがわかった一冊だった。 -
人の嫌なところを探さず、自分の嫌なところも探さない。
これにつきますね。 -
今の日本は査定社会であるという言葉がとても印象的だった。さらに、今の日本は不寛容な社会でもある。自分自身、昔に比べて、必要以上に気を使って、周囲の目を気にする習慣が身に付いてしまっているのを感じる。
そんな息苦しさを感じているときに本書を読んで、少し心が軽くなった。もっと鈍感になっても良いと思えた。HSPの人達のように気質的に敏感な場合は難しいのかもしれないけれど、社会の風潮に適応するために敏感であろうとしている人には、自分の考え方を見つめ直す良いきっかけになる本だと思う。