はたらけ、ケンタウロス! (ゼロコミックス)

著者 :
  • リブレ
4.08
  • (120)
  • (147)
  • (76)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 979
感想 : 102
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784862639509

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 表紙でギャグかな?と思って購入。
    いい意味で期待を裏切られました。
    こんな感じの非日常の日常ものって感じがすごく好き。
    空気がいいね!

  • 面白かった~。かっこいいし!
    リアルにケンタウロスが社会進出している世界でのケンタウロスの日常の苦悩と幸せのお話。
    人間より寿命が長い設定や禁句「馬臭い」狭い東京での通勤。そもそも就活。住居。馬刺し…。
    スシ詰めの通勤電車にゃそりゃ乗れないわな~。

    ケンタウロスが一緒のエレベーターにいたら…継ぎ目がみたい…お尻なでたい…しっぽ三つ編みにしたい…。

  • えすとえむセンセのマンガが同性愛だったり年の差恋愛だったりケンタウロスのような異形をモチーフにしているのは、「他者からはわかってもらえない関係の中にある普遍性やさみしさ」を描くための装置なのかもしんないなー。

  • ずっと気になりすぎて遂に買ってしまったケンタウロス。
    健太郎のシリーズが半分占めててコメディ寄り。『靴職人」が一番シリアスめだけれど、どれも軽めの短編。
    えすとえむさんのケンタウロスものといえば『equus』の方が装丁の美しさもあって良いかなとも思ったんですが、今はシリアスよりも軽めのものが読みたい気分だったのでこちらを。

    裏表紙および帯の『ケンタウロスと友好的な関係を築くための注意』だけでも面白い。ケンタウロスが人間の社会の中でごく普通に生活しているという設定。人との違いを面白く読ませたり、長命がゆえの切なさを綴ったり。
    しかし健太郎の先輩(人間)が可愛すぎてどうしたら。地味にページ下にパラパラ漫画で健太郎が走ってるのもまた可愛い。
    えすとえむさんの馬体描写のぱつっと感は絶妙。

  • セックスシーンは無しか〜…

  • ケンタウルスが好きなんだなという本でした。
    すごい作り込んでて……とにかくえすとえむさんはBL界の美術担当ですな……

  • 不思議な設定。

    でも馬ってカッコイイなぁ。
    モデルの靴の話が素敵だった。

  • タイトルと表紙通り、全編ケンタウロスが主役の漫画ですw
    「人間とケンタウロスが共存している」という設定の架空世界を舞台に、サラリーマンや蕎麦屋のバイト、靴屋にモデル……といった様々なケンタウロス男性(というかオスというか)が登場し、普通にアパートや家で生活して普通に電車に乗って普通に働く日常とドラマが描かれます。数人の主人公が登場するオムニバス形式で、読後感はどれも爽やかです。
    掲載誌はBL漫画誌ですが、キスシーンどころか明確に恋愛が描かれたシーンもほぼないので、男性でも抵抗なく読めると思います。
    どのエピソードも味わい深いのですが、特にファッションモデルの話が好きです。(巻末のおまけ漫画も含めて)

    某氏の「うどんの女」のレビューを読んで気にかかっていた作家で、ふと本屋で表紙を見て、気になって衝動買いしたのですが、実にアタリでした。

  • 健太郎と先輩のほのぼのリーマン話。かわいくて、ほっこりします。この人はケンタウロスで耽美趣味なBLも描いてるけど、わたしはこっちの方が好きだな。

  • このマンガがすごい!ランキングに入ったのは納得。
    ギャグかと思ったら、いい話も。
    秀逸だわ。

  • 面白かったー。えすとえむさんにハズレはない。みんなかわいいなあ。「名前は持ってられるから」に同じく弱いからヤメテってなった。

  •  「竜の学校は山の上」を読んで気になったので、ケンタウロスつながりで読むw
     こちらのほうが幾分かライトだなぁ。読む順番としてはこちらが先がよいかも。

     靴とモデルの話が好きでした。
     ところでケンタウロスブームなんだろうか。

  • 友人から借りて。

    コメディというよりBL臭を感じた。
    個人的にはもっとコメディを期待したので少し残念。
    でも話の一つ一つが素敵。

    えすとえむの漫画初めてやけど結構好みかも。
    BL作品も読みたいな。

  • たっっっっぷり笑った。
    妙に現実味があっておもしろい。
    ケンタウロス用に家を改築したら大家は補助金もらえる、等。
    妄想をひろげて、それをあえて形にしてみたらこうなった、そんなマンガ。

  • バリバリのギャグかと思いきや、意外としんみり。ケンタウロスのモデルって、カッコイイなぁ。

  • こんなにおもしろいケンタウロスマンガがあっただろうか
    というかケンタウロスマンガなんてそれ自体はじめて読んだし語感が新鮮だ

    正直えすとえむさんの全作品のなかでこれがいちばんおもしろいと思う
    帯がだいすき

  • 神話系が好きで、異形のものの美しさに惹かれる人には「まさかあのケンタウロスがこんなことに!」って意外性で楽しめる本だと思います。

    単に「下半身が馬」というだけじゃなくて、「長生き」というところもポイントなんだと思います。苦労もあるし辛いこともあるし、でも便利なこともある。
    名前の話なんかグッと来ましたね…

    ほんのりBL臭がするので万人にお勧めはできないですが、BL大丈夫な人には片っ端から軽いノリでお勧めしたいです。

    下半身(馬半身?)事情の一端がわかるので、「equus」も読まれるとよいかと。

  • 久々の再読。
    クスッと笑えるところが久々に読んでも変わらずすき。
    こんな風に異種族と共存する世界が本当にありそうて思えます。
    そう思わせるちょっとしたディテールの積み重ね方が好いんですよね。

  • ケンタウロスが普通のサラリーマンとして働いている話。不思議な感じ。そういやケンタウロスって女性いないのかな?

  • アウトドア雑誌に連載された。人獣一体の生物が「差別撤廃」の掛け声の下、営業職サラリーマンや靴職人になっているというアウトリミットな趣向。満員電車やエレベーターなど閉鎖空間で不便だが、走るのは自転車より速い。農耕作業や移動手段に馬と密着して暮らした時代もあったが、読んでその記憶が呼び覚まされるのか?妙に現実感がある。Centaurusはギリシャ神話では気位が高く、長命であらゆる知識に長けているとされる。働くケンタウルスは皆若造。やがて、ヒトにはもち得ない叡知を得て、労働させるのは畏れ多い賢者となるのであろう

  • 2011-4-14

  • さすがえすとえむさんという感じです。
    いつも少しとっつきにくいのですが、読んでしまえばぐいぐい引き込まれます。

  • ケンタウロスの話と聞いて、どんな内容なんだろうと読んでみたら思いのほか面白かった。
    ケンタウロスが人間世界で共存してたら、こうなんだろうなーと思わせる、リアルさがあった。健太郎の名前の話とか、靴屋の相手だけ年取っていく感じとか、全体的に切なさもあった。
    コメディっぽい場面の中で、そのシリアスなシーンがいい味を出してる。

  • ケンタウロス好きな作家さんですよね?他のケンタウロスも読んだ記憶があります。現代社会に生きるケンタウロスはいろいろ苦労もあったりで…あぁ面白い!外で読んでたけど笑いが抑えきれずに何度も吹き出してしまった。ほんのり、見ようによってはBLな所もまた良かった。

  • 最近人馬を描かれる絵描きさんをツイッターでフォローしているので。こちらの作品は短篇集。一部ベーコンでレタスな香りがするー まぁ、ギリ平気でした。一身上の都合が一馬身上の都合になってて(笑)

  • IPPOの続刊がなかなか出ないので過去の作品を漁って購入。騎馬闘牛がヒントになったということだけど、働くケンタウロスて。面白いなあ。

    人間の世界で暮らすケンタウロスには苦労が多い。会社で、蕎麦屋で、靴工房で、ファッション界で、半馬ゆえの仕事上の悩みは何故か身につまされる。なったことないのに。

    ちなみにサラリーマンのケンタウロスは北海道出身、名前を日高健太郎という。ケンタウロスのケンタロウ。これ思いついたらもう描くしかなかったでしょうね。

  • ケンタウロスが普通に世の中にいたら?というはなし。
    サラリーマンケンタウロス、職人ケンタウロス、モデルケンタウロス・・・。

    単純に笑えたり、しんみりさせたり。
    なかなか良い。また読みたいシリーズ。

  • "「聞いた話ですけど僕等が名前をもらうのは 僕等が長生きだからだそうです
    人間と関わる以上人とは別れなきゃいけないけど 名前はずっと持ってられるから」"

    Thanks to K.H.

  • 楽しかった。
    もっといろいろ読みたかった。

  • えすとえむ先生のケンタウロス短編集はこちらと『equus』の二冊を持ってますが、
    こちらはコミカルでBL度は極々低め、分かる人には分かる程度。
    クスクス笑って、ほんわか温かい気分になる作品なので幅広い層に楽しんで貰えると思います。

    こちらを読んでお気に召した方で、BL的に物足りないと感じられたら 『equus』の方も是非(笑)

全102件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

えすとえむの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×