聖徳太子に秘められた古寺・伝説の謎 正史に隠れた実像と信仰を探る

著者 :
  • ウェッジ
3.20
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 42
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863102361

作品紹介・あらすじ

教科書から「聖徳太子」の呼称が消えて久しいが、厩戸王こと聖徳太子は、摂政として天皇を補佐し、十七条憲法の制定、遣隋使派遣など、大陸文化の積極的な受容に努め、国家の体制づくりに尽力したことで知られる。教科書が描き、一般的にイメージされる太子像は、仏教を重んじた辣腕の政治家であり、古代史のカリスマであろう。だが、『日本書紀』などが「聖者」として太子を礼賛する一方で、太子にまつわる謎・不明な点は多い。いかにして聖徳太子は「聖者」(カリスマ)となり得たのか? 日本書紀を精読し、あえて書紀が描かなった部分を、各地の太子の足跡・伝承からも補足しながら、古代史の第一人者が謎解き風に真実に迫る歴史教養本。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「聖徳太子」と「厩戸皇子」、正しい呼び名はどっち? |御遠忌1400年で迫る古代史のカリスマの実像(1)|ほんのひととき|note
    https://note.com/honno_hitotoki/n/nf14974f76194

    聖徳太子に秘められた古寺・伝説の謎ー正史に隠れた実像を探訪する 瀧音能之 WEDGE Infinity(ウェッジ)
    https://wedge.ismedia.jp/articles/-/21802

  • 著者もちゃんとした人ぽく、250ページほどに伝説の初期から現代の扱いまで、問題や議論になる点、現代の説と著者による解釈がコンパクトにまとまっている。現状把握に。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1953年生まれ。駒澤大学文学部歴史学科教授。著書・監修書に『出雲古代史論攷』(岩田書院)、『図説 出雲の神々と古代日本の謎』(青春出版社)、『古代史再検証 蘇我氏とは何か』『日本の古代史 飛鳥の謎を旅する』『完全図解 日本の古代史』『日本の古代史 ヤマト王権』『日本古代史の謎』『最新学説で読み解く日本の古代史』(すべて宝島社)などがある。

「2023年 『古墳で読み解く日本の古代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧音能之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×