- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863102705
作品紹介・あらすじ
本書は料理研究家・土井善晴さんがキッチンを飛び出して、全国の食文化を訪ね歩いた記録です。
たとえば一子相伝の江戸佃煮を伝える職人や、濃厚な食味の牡蠣を育てる瀬戸内の漁業者、華やかな加賀料理の伝統を守る料亭の主人らに会い、出羽三山ではもぎ立ての山菜を山小屋の主人と味わう。
風土が生んだ食材と食文化を体感することで紡がれた土井さんの文章は、時に文化論的思索にもおよびます。
著者初の紀行書である本書は、「一汁一菜」とはまた違う視点から日本の食文化を見つめなおす書であり、土井さんが旅する様子を活写したカラー写真も豊富で、格好の食ガイドも兼ねています。
感想・レビュー・書評
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伝統料理を探して日本を北から南へ
職人たちのこだわりが伝わる料理写真が多数あり、その地方の文化や風土も書いていてなるほどなーと思った。 -
東海道・山陽道新幹線グリーン車搭載誌「ひととき」で連載された記事の抜粋した本だから、この本を読めば今すぐ旅行に行きたくなります。
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土井先生の食文化紀行な一冊。実は新幹線のグリーン車内の搭載誌とのことでそんなものがあったのかと初めて知った。
巻末に取材したお店の一覧があるがどれも行きたい。あと写真がとても良い。 -
土井先生の本、好きだあ。なんてぜいたくな旅。素敵すぎる。取材なのだからスケジュールがとんでもなかったりしたのかもしれませんが、いいなあ!と思ってしまう旅先ばかり。山菜そばおいしそう。山椒やっぱり憧れだ。赤福!本葛もすごい。国産レモンありがたい。うちのレモンもたくさん実がなるといいな。お茶ゆっくり味わいたい。鰹節は職人技の結晶なのだな。長崎また行きたい。本当に、おいしいもんには理由があるのですね。末永く繋いでゆかれますように。いい本なのに、誤植というのかそういうのが多いのが残念。土井先生の本になんてことを。1583年は天保11年ではなくて天正11年だし、他にも気になったとこがあったような…でもカバーがすごい。付けても取ってもすごい。開くと楽しい。おしゃれな装丁だなあ。
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女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000067223
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↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00567345 -
日本列島北から南へ。自然が私達に美味しいものを食べる幸せを与えてくれている。地球と共に生きるために美しいものや美味しいものを守り続けて行かないといけない。
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吉野葛が根っこだったことと讃岐和三盆の作り方が想像と違いました。有森裕子さんからマラソンを走る前にはカステラと聞いて以来、走る前には長崎福砂屋のカステラに共感。カステラに卵黄、糖蜜をくぐらせ、砂糖をまぶした平戸カスドースもまた美味しかった記憶があります。大阪寿司に高知の田舎寿司も写真映えして美味しいそうです。
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ふむ