人はなぜ恋に落ちるのか?: 恋と愛情と性欲の脳科学 (ヴィレッジブックス N フ 4-1)
- フリュー (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863329133
作品紹介・あらすじ
好きな人ができると、一日中そのことばかり考えてしまうのはなぜ?どんなに愛するパートナーがいても、人は浮気をしてしまう生き物なのか?別れ話のもつれ、ストーカー行為…愛が憎しみに変わるメカニズムとは!?恋の謎を解くために「恋に落ちたばかり」&「失恋直後」の人の脳をスキャニングする大実験が敢行された。見えてきたのは、理性ではコントロールできない恋の脳内反応。手に入らない相手に燃えるのも、セックス後の一体感も、愛が四年で終わるのも、すべては脳内ホルモンのなせるわざ。恋のミステリーがいま解明される。
感想・レビュー・書評
-
ジャケ買い。
恋愛を脳科学的に分析している。結構おもしろかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋愛のメカニズムを進化心理学や脳科学の知見から解説してくれる名著
男女での恋愛の価値観の違いを知ることで
より良い人間関係の構築に役立つかと思います! -
動物は発情したら、狂喜乱舞すると聞いた。確か、インド人も告白するときに踊るらしいという話を思い出した。
-
これ系の本は「章立てがこまかく、テーマにさらっと触れて終わる」という特徴があります。
なんとなく読後感がすっきりしないのはこれのせいかと… -
新書
-
生物学と脳科学の視点から見た恋愛と失恋についての研究をもとにしたノンフィクション。
失恋してがっくりと落ち込んで歩くのもままならないような女性の脳を
スキャンして失恋した状態の脳ではなにが起きているのかを解明していく、
また失恋による自殺を生物学的に説明するなど非情なほど徹底的なところがよい。
自分としては7章<失恋とは何か 拒絶・絶望・怒り>に共感
「愛する人が逃げて行くにしたがって、恋愛感情を生みだすまさにその化学物質が、さらに濃度を増すのだから
その熱烈な想いや恐怖や不安が高まり、抵抗しろ、報酬 -去りゆく愛する人- を確保するためにありとあらゆる力を駆使せよと、脳が訴えはじめるのだ。」
失恋の悲しみにしろ喜びにしろ
生物学からみると化学物質の分泌だとおもうと味気ないが、
身に覚えがあることが山ほどあり、恋愛について自分を客観的に見ることができるという点ですぐれた一冊。
そしてクリムトの『The KIss』をあしらった表紙もよい。 -
恋愛についてのさまざまなことを取り上げて解説してくれています。一個一個が短いので読みやすいです。
-
恋をしている時、脳はどうなっているの?結果も面白いが、実験がすごい。失恋でどん底の状態にある人をMRIにかける壮絶さ。結果は心して受け止めてください。
-
なぜ人は特定の人に恋にするのか、という不変の問いに脳科学的・生物学的にもアプローチした本。結論としては、恋愛も性欲も愛着も単体としても機能できるけど、3つが絡み合って交配と生殖のために存在している。とのこと。
性欲は誰とでもできるように。そして恋愛は特定の人にエネルギーを注ぎ込むことで無駄なエネルギーを使わぬように。へー。
色々悩むことも、動物である人間が無意識的に本能的に仕組まれたことのうちなのだと思うと不思議だ。面白かった。 -
[ 内容 ]
好きな人ができると、一日中そのことばかり考えてしまうのはなぜ?
どんなに愛するパートナーがいても、人は浮気をしてしまう生き物なのか?別れ話のもつれ、ストーカー行為…愛が憎しみに変わるメカニズムとは!?
恋の謎を解くために「恋に落ちたばかり」&「失恋直後」の人の脳をスキャニングする大実験が敢行された。
見えてきたのは、理性ではコントロールできない恋の脳内反応。
手に入らない相手に燃えるのも、セックス後の一体感も、愛が四年で終わるのも、すべては脳内ホルモンのなせるわざだ。
恋のミステリーがいま解明される。
[ 目次 ]
第1章 恋に落ちたらどうなるのか―特別な心理状態
第2章 動物たちの恋愛―高揚、忍耐、独占欲
第3章 恋する脳をスキャンする―愛の化学作用
第4章 愛が織りなす網の目模様―性欲、恋愛感情、そして愛着
第5章 なぜ「あの人」を好きになるのか―恋人選びのルール
第6章 人はなぜ恋をするのか―恋愛の進化
第7章 失恋とはなにか―拒絶、絶望、怒り
第8章 ロマンスを長つづきさせる―恋わずらいに効く薬
第9章 それでも人は恋に落ちる―愛の勝利
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]