微熱体 (現代短歌クラシックス06)

著者 :
  • 書肆侃侃房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863854635

作品紹介・あらすじ

高校教師「ちばさと」が贈る青春歌集、待望の復刊!

多感な高校生の心を31文字に託して謳う。この歌集のどこかにきっと、等身大のあなたが散りばめられているに違いない。

2021年5月下旬全国書店にて発売予定。



【収録歌より】
だぶだぶの闇をたたんでゆく波の音が二人に染みこんで、朝
明日(あす)消えてゆく詩のように抱き合った非常階段から夏になる
よく揺れるピアノの譜面台に棲(す)む傷も光もぬるい液体

感想・レビュー・書評

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  • なんの変哲もない身の回りのもの達が何倍も輝いて思えるような歌が多かった。

    私は偏見野郎なので、どこかの高校の先生が、こんなに青臭く、こんなにとろけてしまいそうな純愛を綴っているなんて、と、ちょっぴりドキッとしてしまったりしました。すみません。

  • 爽やかさと諦観に攫われる。波打ち際のような歌集

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著者プロフィール

1968年、神奈川県生まれ。高校教諭。
1998年、第41回短歌研究新人賞受賞。歌集に『飛び跳ねる教室』『今日の放課後、短歌部へ!』『短歌は最強アイテム』『グラウンドを駆けるモーツァルト』、小説に『90秒の別世界』、共編著に『短歌タイムカプセル』、編著に『短歌研究ジュニア はじめて出会う短歌100』などがある。歌人集団「かばん」会員。國學院大學、日本女子大学の兼任講師。

「2021年 『微熱体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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