十年屋 3 時にはお断りもいたします

著者 :
  • 静山社
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本棚登録 : 527
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863895195

作品紹介・あらすじ

大切な物を十年間、魔法で預かる「十年屋」。シリーズ第3弾は、友だちを預けたい女の子や、贈り物の隠し場所を忘れた酔っぱらいが登場。

感想・レビュー・書評

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  • 最初から最後までずっとワクワクさせられました!
    とても素敵な物語です。
    時には悪事をはたらかせて人を騙したり、恨みや妬みをもった人も登場します。
    でも、読み終わったときにはやっぱりどこか心が軽くなっています。
    ますます十年屋さんとその魔法街の住人さんたちを好きになっている自分がいます

  • 望みを叶えるために寿命をもらうのって、魔法使いというより悪魔じみてるなー。
    それだけ強力な魔法ってことなのかな。
    お酒によって忘れちゃう人、寿命あげたことも覚えてないのではないかな。奥さんは髪飾りより一年でも一緒にいてもらう方が嬉しいかも、なんて思ったり。
    魚介入りトマトスープがすごく美味しそうで、その味が次世代に受け継がれてほんとによかった。。。

  • 【収録作品】プロローグ/1 海で見つけたお友達/2 酔っ払いの記憶/3 頑固親父のスープ/4 妬みの仮面/5 盗人の人形/6 お天気屋/エピローグ

     十年屋が預かるのは、預け主自身の持ち物のみと言う。自己申告らしいが。預け賃が寿命一年というところが魔法使いとの取引である。この対価は結構大きいと思うのだが、さて、この本の対象読者である子どもたちはどう捉えているのだろう。

  • あとはシリーズ第4巻☝️。

  • 1と3を読みました。
    2は今図書館にリクエスト中です。
    短編がいくつか入っていて、毎回良い人悪い人が出てくるので、あっという間に読み終わります。
    子供向け?とも思えない。これは、大人に読んでほしいです。

  • 十年屋3作目。特別編含めたら4作目。
    今回は初めての十年屋さんがお断りする話から始まり 全部で6話。
    [頑固親父のスープ]が特に好きだったなぁ。
    今回も執事猫カラシの可愛さ全開だったし 作り直し屋ツルさん、いろどりの魔法使いテンやパレットとちょっと変わったピクニックをしたり。それに新しい魔法使い、お天気屋のビビも なかなか個性豊かで これからも続きが楽しみ!

  • 978-4-86389-519-5
    C8093\1200E.

    十年屋 3 時にはお断りもいたします

    2019年7月10日 初版発行

    作者:廣嶋玲子
    画家:佐竹美保
    発行所:株式会社静山社
    --------------

    プロローグ
    1 海で見つけたお友だち
    2 酔っぱらいの記憶
    3 頑固親父のスープ
    4 妬みの仮面
    5 盗人の人形
    6 お天気や
    エピローグ
    ---------------

    小学校の図書館に会ったら、きっと女の子たちが先を争って借りるだろうなぁ。

    毎回お話ごとに、美味しそうなものが出てくる。それも魅力。

    佐竹さんが描くキャラは可愛いだけではないから、とても印象深い。今回初登場したビビもユニークで、(使う言葉もユニーク)。
    この本を子どもの頃読んだ人が大人になって、ふと思い出すときのきっかけになる画だと思う。「きつねっぽい女の子が出てくる本で、その子は主人公ではないんだけど魔法を使い、言葉遣いもちょっと変だった。」「短いお話がいくつか入っていた。」こんな本を探しています。みたいなね。それほど インパクトの有るキャラでした。
    -------------------------------------------



    あずかり屋の十年屋も預からないこともある。
    1)あずけたいけど、自分のものじゃないことを理由にあずからないお話。
    2)あずけたという記憶ごと預かったために、10年後びっくりな話
    3)必要な時にちゃんと依頼主の希望通りにお渡しできた話
    4)10年後にあずけた物を受け取って、わだかまりの解消に取り組む話
    5)悪事に魔法を利用しようとした者の結末
    6)第2巻で登場した「いろどり魔法のテン」と第1巻で登場した「作り直し屋のツル」そして今回の新キャラ ビビの絡む話

    続きは有るかしら? 楽しみです。



    =メモ=
    十年屋
    カラシ
    ビビ お天気魔法使い
    ~見た目は13歳くらいのひょろっと細長い女の子だった。細い釣り目に、いつもにやっと笑っているかのような口元。頬の上にはいっぱいそばかすが散っていた。肌は白く、神は黒のストレート。
    銀色のクモの巣の刺繍の黒いワンピースと靴底が分厚い黒ブーツ。ワンピースの裾は切込みがたくさん入って花びらみたいにひらひらしている。ストッキングは黒と金の縞々模様。
    首には大粒のビーズ出てきたネックレスを何重にもかけていたビーズは飴玉h殿大きさで、1粒1粒がきらきら輝いている
    おおきな狐のミミのついた黄色いカチューシャをつけていた。
    黒いフリルのついた傘を持っている。

  • 「頑固親父のスープ」が素敵だった…。寿命を払ってでも本当に渡したいものだったんだな。
    今回はモヤっとする部分もあったけど、最終的にハッピーエンドみたいでよかった。悪いことをすると自分に返ってくるってことがよくわかる。お天気屋さんはこれからも出てくるのかな?なかなか個性的なキャラクターぽいから楽しみ。

  • 意外にハマった。

  • サブタイトルを見て「えーっ預かってくれないものも、あるのー?なになに~?(・_・;?」と思って読んだら「そりゃ預かれないわ~(゚Д゚;)」と納得(^_^;)いつもどおりの話も安心だけれども、違うパターンの話もまた楽しい(^^)♪そして最後は幸せな気持ちに(*´∇`*)♪

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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