保健委員は恋してる (青空小学校いろいろ委員会)

著者 : 小松原宏子

• 静山社 (2021年9月9日発売)

作品紹介・あらすじ

青空小学校４年１組にはうさわの「スーパー保健委員」がいる。何がすごいって…！？さあ、あなたはどのタイプ？　新シリーズ第１巻。

感想・レビュー・書評

[mi-nyaさんの感想 · 2024年1月18日]

4年から。保健委員アッピーが恋する岡崎先生の代わりにきたのは、怖いゴンタロウ先生。ダダ下がりのクラスを4年1組の委員メンバー全員で力を合わせて元気づける。
こんなに賢く行動的な4年生はなかなか現実的ではないけれど、それぞれの子どもの良いところが生かされて役割に向き合って協力し合う姿が本当に素敵。

[ayaponさんの感想 · 2022年4月25日]

青空小学校シリーズ。代理担任の真実を知り、互いに理解しあうラストがよい。

[ひげうさぎさんの感想 · 2022年1月26日]

青空小学校の４年１組

たんにんの岡崎先生に恋をしているアッピー(加藤アスカ)は、４年生からはじまる委員会活動の保健委員になって大はりきり

でも、入院した岡崎先生にかわって安藤ゴンタロウ先生がやってくると、にぎやかだったクラスがお葬式のようにしずかになってしまう

そんなある日、先生の机にあった封筒がなくなって……

「み、みんなの机の中にはいっていないか？　全員、持っているものをすべて机の上に出しなさい」

「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ第１巻、2021年９月刊

『わかば学園スーパー委員１ 恋する保健委員アッピー』(くもん出版、2009年)を改題、加筆修正して新たに編集したシリーズ

オリジナル版は保健委員、計画委員ナビ子、環境委員エコの３冊でうちどめ
静山社版は第２巻に新たに飼育委員アキラをとりあげ、以下続刊予定

[うみうしさんの感想 · 2024年2月18日]

学校の日常を生き生きと描くリアリズムの児童書で、キャラの立つクラスメイトたちのやり取りをクセなくまとめ、学級に訪れる難所を子どもたちがさわやかに乗り越える様子を描いておられます。問題児なし、いじめなしなのでこれがリアルな風景かというと「お上品な学校だねえ」と思ってしまいますが、モデルにするにはいいのかな。

イラスト:児童書としては少なめの挿絵ですが重要なシーンでしっかり視覚に訴える役割を果たしておられます。穏やかで美しいです。
レイアウト:文字数の多い児童書としては大きめで読みやすい部類。
漢字:2年生にならう程度までふりがななし。本の内容は主役が4年生とあって対象年齢もそのくらいかなと感じます。

[カワウソさんさんの感想 · 2023年11月14日]

最初は図書委員にしかなりたくないとおもってた
でもこのほんをよんで保健委員も楽しそうだし大変そうだと思いました

著者プロフィール

小松原宏子／こまつばら ひろこ／東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。家庭文庫「ロールパン文庫」主宰。著書に『ホテルやまのなか小学校』（PHP研究所）『ナゾとき サイエンス サバイバル』（金の星社）「名作転生」シリーズ（共著、Gakken）ほか、訳書に『スヌーピーと、いつもいっしょに』（Gakken）「ひかりではっけん」シリーズ（くもん出版）『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』（静山社）など。

「2023年 『放送委員はにんきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」