闇の礎 (死のエデュケーション)

  • 静山社
4.32
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本棚登録 : 153
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863898301

作品紹介・あらすじ

虚空の闇に浮かぶ魔法使い養成学校〈スコロマンス〉。学園生活最大のサバイバル試練となる卒業式を、世界中の怪物を〈スコロマンス〉に呼び寄せ、校舎ごと虚空に葬り去るという前代未聞の偉業で切り抜けたガラドリエル(エル)ら生徒たち。だが、その虚空には、最凶の怪物・目玉さらいとともに、エルの最愛の友人、オリオンが自らの意志で残ってしまった。その一方で、エルの戻った現実世界では、次々と世界各地の魔法使い自治領が破壊されていた。果たして、エルはオリオンを、そして世界を救うことができるのか?現代SFファンタジーの旗手ナオミ・ノヴィクが描く、不世出のダーク・ファンタジー〈死のエデュケーション〉シリーズ、いよいよここに圧巻の完結! 

感想・レビュー・書評

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  • あっという間に3冊とも読み終えました。素晴らしい作品だった!ちょっと異常な魔法学校のワクワクなジュブナイルは、いつの間にか世界のあり方に変わっていった。壮大でめちゃくちゃ面白い。エルもオリオンも皆大好きだ。是非一読おすすめしたい

  • これまでの伏線を回収しながら、精神的にも大人になっていくエルが真っすぐに突き進む。
    極上のエンターテイメント小説でした。

    井上里さんの翻訳とあとがきも、とても良かったです。

  • 最終巻は学校を飛び出し、外の世界へ、、。
    2巻を読みおわったあと、どうなるの!?という気持ちが、さらにまさかの展開に。
    正直なところ、最終巻は話が難しかった、、。未来につながる終わり方で良かった。リーゼルがとても活躍してて、2巻を振り返りたくなった(笑)必要悪は許されるのかというようなストーリーだった。
    友情に感動する作品!

  • SL 2024.3.22-2024.3.26
    最終巻で全ての謎が回収されていく。
    そしてこれからのエル、オリオン、アアディヤ、リューやリーゼル。
    最高のダークファンタジーだった。
    ただ、なんとも読者が少なそう。こんなに力のあるファンタジーこそ若い世代にもっと読んでほしい。

  • 失われたものが回復していく話はまさに大団円に相応しくて感動的だった。

    3部作を通して、少し荒削りな印象。
    とても面白いけど、ブラッシュアップの余地が散見される。
    ガラドリエルは友達になった一握りの人たち以外に対していつまでたっても懐疑的で怒りに満ちていて、特にオリオンに対してはほぼ憎まれ口しか利いていない。
    力のある予言者から「世界を滅ぼす黒魔術師になる」と言われていたのにまったく惑うことすらなく一本道で白魔道士になっている。
    魔法に関して、あまりにも強すぎて何をやるにもまったく苦労がない。
    などなど。

    突風のように展開するストーリーを書くのが忙しくて、魔法世界というテーマの割に描写があっさりしているなという印象でした。

  • 読了後の感想は、「最終的にディズニーになった……!」です。

    正直1・2巻ではエルとオリオンの恋愛模様が気になりすぎて謎とかそんな事気にも留めていませんでしたが、明らかにされる衝撃事実と色んな陰謀(伏線回収)にもう最後の最後まで、「2人はどうなっちゃうのー?!!」という感じで楽しかったです。まぁ全く予想できない展開だったのか、と言われると嘘になりますが。

    映画化楽しみにしてます。

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著者プロフィール

【著者】ナオミ・ノヴィク Naomi Novik
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。ジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。他の作品に『ドラゴンの塔』『銀をつむぐ者』「死のエデュケーション」シリーズなどがある。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす。

「2023年 『テメレア戦記 7 黄金のるつぼ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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