シャーマニズムの文化学 改訂版: 日本文化の隠れた水脈 (叢書・知の森 1)

著者 :
  • 森話社
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864050005

作品紹介・あらすじ

陰陽道・呪術・神楽・易い・霊学など、「シャーマニズム」とも呼ばれる、死者や異界と交信するための"知"と"技"の体系を、聖徳太子や安倍晴明、異界遍歴の物語、さらに柳田国男や宮沢賢治など近現代の作家に探求し、日本文化の多様性を再発見する。今回、シャーマニズムの視点から「日本神話」を読む章を追補。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 文芸文化学科所属・武田比呂男教授の著作です。
    十文字学園女子大学図書館で所蔵しています。

    日外アソシエーツ bookplusより

    [ 内容 ]
    陰陽道・呪術・神楽・易い・霊学など、「シャーマニズム」とも呼ばれる、死者や異界と交信するための“知”と“技”の体系を、聖徳太子や安倍晴明、異界遍歴の物語、さらに柳田国男や宮沢賢治など近現代の作家に探求し、日本文化の多様性を再発見する。
    今回、シャーマニズムの視点から「日本神話」を読む章を追補。

    [ 目次 ]
    第1章 シャーマニズムとは何か―エリアーデからネオ・シャーマニズムへ
    第2章 「日本神話」のシャーマニズム
    第3章 史書とシャーマン
    第4章 古代朝廷とシャーマニズム
    第5章 憑依するアマテラス
    第6章 異界遍歴―夢見とイニシエーション
    第7章 『源氏物語』のスピリチュアリティ―描かれた霊異
    第8章 死者の語り―シャーマニズムと鎮魂
    第9章 柳田国男「妹の力」とシャーマニズム
    第10章 成巫譚
    第11章 近現代文学とシャーマニズム

  • 瞑想することは俗なるものが至ることのできない実在の諸次元へと上がることなのである。
    シャーマニズムとは神仏や精霊、あるいはあの世の死者などといったいわば超越的世界と人間とが直接に交渉、交信するという新興と行動の体系であり、シャーマンとはそうした能力を持つと信じられた人物である。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1949年、栃木県に生まれる。宇都宮商業高校を卒業後上京。一浪して明治学院大学に入学。全共闘運動に参加。大学を中退(除籍)。社学同叛旗派の活動家となり同派の三里塚現闘小屋に住む。1971年一・五次闘争(農民放送塔の戦い)で地下壕に立て籠もり逮捕される。同年二次代執行阻止闘争での東峰十字路の戦いで逮捕され、東峰十字路被告団の一人として裁判闘争を続ける。保釈後、宇都宮の実家で問屋の配送の仕事などをしながら裁判を続ける。四年後、東京での仕事を紹介され上京、明治大学二部に入学。28歳の時である。卒業後、仕事を辞め明治大学大学院に入学。修士取得後塾や予備校で働きながら裁判を続ける。30代後半に裁判の結審。求刑は六年であったが、判決は執行猶予がつく40代に入り、駿台予備校の講師、共立女子短大の専任講師となる。専門は日本古代文学だが、近現代文学、民俗学も論じる。中国雲南省少数民族の歌垣文化調査も行う。一方、歌人福島泰樹主宰の短歌結社「月光の会」に参加し、短歌誌『月光』に短歌評論を書き続ける。現在まで、3冊の短歌評論集を刊行している。2020年3月、共立短大を定年退職。コロナ禍の中現在に至る。

「2021年 『叛乱の時代を生きた私たちを読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡部隆志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×