シャーマニズムの文化学 改訂版: 日本文化の隠れた水脈 (叢書・知の森 1)
- 森話社 (2009年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864050005
作品紹介・あらすじ
陰陽道・呪術・神楽・易い・霊学など、「シャーマニズム」とも呼ばれる、死者や異界と交信するための"知"と"技"の体系を、聖徳太子や安倍晴明、異界遍歴の物語、さらに柳田国男や宮沢賢治など近現代の作家に探求し、日本文化の多様性を再発見する。今回、シャーマニズムの視点から「日本神話」を読む章を追補。
感想・レビュー・書評
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文芸文化学科所属・武田比呂男教授の著作です。
十文字学園女子大学図書館で所蔵しています。
日外アソシエーツ bookplusより
[ 内容 ]
陰陽道・呪術・神楽・易い・霊学など、「シャーマニズム」とも呼ばれる、死者や異界と交信するための“知”と“技”の体系を、聖徳太子や安倍晴明、異界遍歴の物語、さらに柳田国男や宮沢賢治など近現代の作家に探求し、日本文化の多様性を再発見する。
今回、シャーマニズムの視点から「日本神話」を読む章を追補。
[ 目次 ]
第1章 シャーマニズムとは何か―エリアーデからネオ・シャーマニズムへ
第2章 「日本神話」のシャーマニズム
第3章 史書とシャーマン
第4章 古代朝廷とシャーマニズム
第5章 憑依するアマテラス
第6章 異界遍歴―夢見とイニシエーション
第7章 『源氏物語』のスピリチュアリティ―描かれた霊異
第8章 死者の語り―シャーマニズムと鎮魂
第9章 柳田国男「妹の力」とシャーマニズム
第10章 成巫譚
第11章 近現代文学とシャーマニズム詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
瞑想することは俗なるものが至ることのできない実在の諸次元へと上がることなのである。
シャーマニズムとは神仏や精霊、あるいはあの世の死者などといったいわば超越的世界と人間とが直接に交渉、交信するという新興と行動の体系であり、シャーマンとはそうした能力を持つと信じられた人物である。