何でもないものが あらゆるものである - 無、存在、すべて -(覚醒ブックス)

  • ナチュラルスピリット
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864511735

作品紹介・あらすじ

探求者はいなかった。悟るべき自己はいなかった。存在だけがある。生の感覚だけがある。「これがそれだ。This is it」。ノンデュアリティの大御所、遂に登場!

感想・レビュー・書評

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  • 釈迦の縁起を違う表現でやるとこうなるのかなと。
    なんでしょうね、無いと言いますか「万物って人間が思っているような存在じゃないよ(人間含む)」と解釈するほうがシックリはくるかも。
    あらゆる物事はただの相互作用で、そこに意味が無くてもとりあえず「それ」は起こるってとこでしょうか。
    まぁ確かにこの世に一人しか人間がいなかったら、その人は「私」も「人間」も認識できないでしょうしね。
    とはいえ、相互作用は起きますし、便宜上「私」は作られているので、それを踏まえてどうしましょって話にはなりますわな。

  • ノンデュアリティって何だろうと思って読んでみたのだが、直感的な感想を言えば受け入れがたい内容でした。
    自分自身がノンデュアリティにでもならない限り理解出来ないのか・・・。

    ただ本当に「個」がないのであれば、我々の目の前にそもそも目に見えるカタチで存在すらしてないのでは。
    なんとなくこうやって本を書いたり講演などをして情報発信をしていること自体が大いなる矛盾のように感じます。

    なんにせよこの本は良い悪いの判断が出来るような内容ではないし、判断をしてはいけない本なのかもしれません。
    不思議な本です。

  • まるで全能の神のように絶対絶対と断言する言葉には
    本人すら気付いていないだろう密かな欲望が隠されているのだろう
    もっとも全能ならばあらためて断言などする必要もないのだけれども
    その意味でこの本の内容に真理など無いと思われるどころか
    悪魔の誘惑として心を迷わすだけとなるだろう

    オープンマインドという言葉はあるが
    この本でオープンシークレット=公開された秘密という
    新しい言葉に出合った

    個人情報とも呼ばれる全体の一部分同士である個性は
    他のどの個性にとっても無用のものであると同時に
    お互いに全体の一部同士であることで
    全ての個性は入れ子になった連鎖としてつながっている

    部分同士はお互いを真似する必要もないのだから
    秘密にしたり暴き合ったりする必要もない筈なのに
    何故か言葉を持って分業による依存性を身に着けるとともに
    競争関係に陥って秘密と嘘で対立しながら群れている状態である

    本来ならば出合って選んで繋がることで相手を鏡として自分を知り
    お互いに切磋琢磨することで視野を広げ成長していく存在である
    この信頼による調和の無重力状態の関係に乗って流れていれば
    すべてが上手く運んでいく筈なのだけれど
    このニュートラルの中では何も起こらず夢の世界を漂うだけでしかない
    部分を受け持つ一人として自主的に出合いを選択することで
    全体に参加しなければ相対性時空間に産まれながら
    体験から学び具体的な現象を発見する冒険のチャンスを逃すことになる

    肝心なのは悟るという小さな結果に落ち着くことではなく
    発見のプロセスをワクワク愉しみながら噛み砕き磨き上げ
    更なる冒険と発見による悟りへと向う
    あくまでも相対性の中を有機的にシナヤカに繋がって
    全体をリアルに描き込んでいくことのように今は思える

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