【小説6巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習い3」

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  • TOブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864724739

感想・レビュー・書評

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  • グーテンベルクがフィーチャーされる小説をそもそも見かけないけど、異世界ものでこんなに大々的にか!

    ついに金属活字が生まれ、我々の世界同様、歴史が変わる前夜まできた。‬魔力も存在する世界でこの歴史的一大事をどう料理するかは今後の楽しみ。

    その魔力とそれに基づく階級社会の模様が強く描写され、前巻よりもきな臭い空気感が強まってきている。主人公の周りには、強烈な新キャラや微笑ましい新しい命が現れ、人間模様がより濃く深くなってきた。‬

  • 魔法少女として開花したマインが、ついに襲撃を受けてしまいましたか。10歳で貴族の養子になることも避けることができず、暗澹としてきましたね。
    そんな中で嬉しい出来事といえば、金属活字の完成とカミルの誕生です。
    金属活字は意図が伝わらず、求める水準の物が出来上がるのに時間がかかると思ったら一発でしたね。
    新たに出てきた自由人ジルヴェスター様は、テンプレ通りどこぞの高貴な身分のお方でしょうが、正体が明らかになる瞬間が楽しみでなりませんね。

  • トロンベ討伐の際に護衛を命じられた騎士からマインが傷つけられ件で、領主が命令を守らなかったと怒り、騎士が処罰された。また、その時の癒しの儀式でマインが見せた魔力の量で騎士たちが驚き、貴族たちの間で青色の巫女見習いのことが注目を集めてしまった。それでマインに今以上の危険が迫ると神官長は対策を練るが…。

  • 【2024-013-1670】図書館より。

  • 面白いけれど、やはり読むのに時間がかかるシリーズ。
    独特の世界観なので、仕方がありません。
    登場人物一覧はありますが、もう少し補足が欲しい……と久々に読むと感じました。
    内容としては嵐の前の静けさを感じさせるような印象。
    環境の変化やこの世界ならではなイベントにマインも知識を増やしつつ、印刷技術向上をさせていきます。
    強烈な新キャラも出てきますし、やたらワイワイしている感じもありました。
    挿絵もあるため、マインの喜怒哀楽やその周囲の反応が非常によく伝わってきました!

  • グーテンベルクが誕生する話
    冬籠りの前に騎士団へ見せつけた強大な魔力は自分だけでなく家族をも巻き込む危険な状況を作った、貴族の養子になることで身を護る必用が出来たのだ
    主人公は本作りしか興味を持たないマインはついに「金属活字」を完成、世界を変える大発明であり、社会を動かす危険性をフェルディナンド様に伝えているので、世界の秘密を握る神官が出来てしまった

  • 読み返し勢。
    この本を読むまで、識字率や印刷技術が世に与えた影響を深く考えたことがありませんでした。ただ好きなだけじゃなく、本から得た知識を自分のものにしているマインのことを見習わないとなーと、謎に考えさせられました。

  • 印刷機の設計を発注するときのルッツの柔軟さには、「これからもマインの商品開発を助けていくんだろうなぁ」とチームワークを感じました。

    今回のマインもトランプなどの玩具、金属活字、ルムトプフのクレープなどガンガン商品を開発して「やりたい放題」の活躍。「知識のある常識知らず」ってビジネス開拓では最強なのかもしれませんね(笑)


  • ほのぼのとしていた第1部と違って第2部はマインに危険が迫っていてドキドキします。この巻の終わり方にも嫌な予感しかしません。
    そんな中でも鍛冶職人のヨハンの件はほのぼのとして好きです。マインをベンノの娘だと勘違いしてパトロンになってもらおうとするところや、グーテンベルクの称号をマインから授けられるところは爆笑でした。
    本当に本バカなマイン。弟が無事に生まれたけれど家族として過ごせる時は限られているのですよね…。

  • 印刷技術向上

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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