星空の谷川俊太郎質問箱

著者 :
  • ほぼ日
3.92
  • (38)
  • (44)
  • (34)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 653
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865013115

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 寄せられた質問に谷川俊太郎が答えていく。中には一見辛辣なような答えもあるけれど、随所が谷川さんの言葉で愉しい。

    最後の谷川さんからの質問に、自分だったら何と答えよう。

    この本の表紙・挿絵をされていた祖敷さんの原画展も行けて本当によかった。

  • 谷川さんの、答えが軽やかな詩。それを目撃する。

    すぐれた魔法使いになるには、すぐれた魔法使いの先生に出会う必要があります・・・

    あのね、自分の寂しさにかまけていると、寂しさはなくならないよ。そういうときは他人のために何かするんだ。ボランティアでもアルバイトでも…

    何かしなくちゃいけないと思うのは人間だけ。他の生き物はみんなそこにいるだけで満足します…満足できなくなった人間は、いのちプラスアルファでのおかげで不幸になりましたね。

    父母はどこへ行くにも私といっしょです。お墓の前で手を合わせるときもすぐ横にいると思っているので、なんだか照れくさい感じです…

    人は何かをしに生まれてくるわけではありません。
    行きているのが楽しくて
    しあわせだと思えるように生きる、
    そのために生まれて、いきているんです。

    あの子にもこの谷川さんの言葉たちが届けばいいのに・・・。


  • 初読。広くてあったかいな、という印象。
    近所の優しいおじいちゃんと話しているみたい。
    すごく純粋で素直な言葉で、わざと難しいことなんて言わずに、ただ想いをそのまま届ける言い方だと感じた。
    純粋で素直な心を持ってるからからこその言葉なんだろうな。

    大切なことは断言せず気づかせるようにいう。考える隙を与えながらいう。すごく難しいことをしている。流石だなぁ。

    質問に対して〜ちゃん!って、ハンドルネームに呼びかける書き方、好きだなぁ。ひとりひとりと向き合っていて、目線を合わせてくれているような気がする。こちらが落ち着いて話を聞けるようにしてくれている。これって文章でも伝わるんだなって知った。


    この本はサラサラと読めて、量もそれほど多くないけど、ひとつひとつの言葉が優しく入ってくる。

    生きている、ということに向き合う一冊。
    生きているから生まれる沢山の質問に詩人として谷川さんではなく、1人の人生の先輩である谷川さんが答える本。

  • 2018年02月11日に紹介されました!

  • 2018/2/12

    質問の答えが心に刺さる言葉ばかりで、ノートに書き写したりしています。
    ユーモアと暖かさにあふれてて、少しの厳しさも調合されてて、谷川さんがさらに大好きになりました。

  • 谷川俊太郎さんならではの、歳を重ねた詩人ならではの、答え。しみじみします。
    私は頭が悪いので、不思議なコト、わからないことだらけなので、疑問が多いです。
    その、不思議に思ってきた問いが、明るくなったようで、救われたような気がします。
    私のこれからの人生も、このような答えになれるような生き方になりたいです。

  • 20180127購入。
    ほぼ日のリアルショップTOBICHIで、この本の絵を描いた祖敷大輔さんの原画展が行われているとのことで見に行ってきました(~1/28まで)。実は絵よりも谷川さんに興味があったんですが(笑)絵も綺麗だなぁと。せっかくなら見に行こうという感じです。実際に見るとクレヨンを使って描いたようにも見えましたし、もっと違う描き方をしてるようにも思えました(私は絵心が皆無なのでイマイチ分かりません)。原画の中で一番気に入ったのは洗濯物が干されてる絵。ご本人によると谷川さんの詩を読んでから考えて描いたそう。…そうなんです、原画展にご本人がいらっしゃってたんです!初め気付かなくて(苦笑)、原画を見終わったあと、この本を購入した際店員さんに言われて、えぇ!嘘っ!ってなって、慌ててサイン貰いに行きましたwいやぁ、原画展色々行ってますが、ご本人がいらっしゃったのは初めてでした。おかげで帰りは興奮しっぱなしですよ(笑)とても楽しい原画展となりました。
    20180303読了。この本の最後の質問である谷川さんからの質問について悶々と考えてます。うーん、奥が深い本だ。

  • 谷川さんのことばはいつでもやさしい。

  • しずかな夜に、眠る前に1人で読むのが良い気がします。
    何度でも読み返したい。

全53件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

谷川俊太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×