- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865013115
感想・レビュー・書評
-
星空の絵の表紙がとても美しい、谷川俊太郎さんへの読者からの64の質問と、谷川さんの答えです。
65問目は谷川さんから読者への質問。
巻末のエッセイは詩人の最果タヒさんです。
谷川さんの詩も5編載っています。
その中で特に心に残った質問と答えを二つ。
質問四十八
毎日、食べて寝て、しあわせな顔をしています。
オレたち、ほんとにこれで合ってんのかな?
(上野動物園のバクとカピバラ 七歳、八歳)
谷川さんの答え
合ってます合ってます。
何かしなくちゃいけないと思うのは人間だけ。
他の生きものたちはみんな
そこにいるだけで満足してます。
いのちはただ生きているだけが基本。
ただ生きているだけでは
満足できなくなった人間は、
いのちプラスアルファのおかげで
不幸になりましたね。
質問六十四
人は、何をしに生まれてくるのですか。
(みもりん 十歳)
谷川さんの答え
人は何かをしに
生まれてくるわけではありません。
生きているのが楽しくて
幸せだと思えるように生きる。
そのために生まれて、
生きてるんです。 -
谷川俊太郎さん。
詩集を出されている人としか知らずにいましたが、この本を読んで人柄も好きになりました。
皆さんからの質問に優しさとユーモアを含めて真剣に答えてくれます。
挿絵も素敵です。
質問も自分には思いつかない考えた事もないものに谷川俊太郎さんの答えがしっくりときます。
質問者と谷川俊太郎さんが会話しているのを聞けているような本でした。 -
大切にしてる一冊。ひとつひとつの質問に、俊ちゃんらしい言葉でさらりと答えている。答えひとつひとつに繊細な心を感じるなぁ。
気持ちと気分を分けて考えているところ
当事者である自分と少し離れたところから大きな流れのようなものを
見ている自分と、いのちをとても近く遠く狭く広く捉えていると思う。
魂の宇宙と体の宇宙、なるほどなあと思った。
失恋は、私を人間的に成長させてくれたんだろうなあ。 -
まず質問がみんな良い
あともちろん谷川俊太郎さんの答えも
答えを求めて読んでるんじゃなくて谷川俊太郎さんの感性に触れられて面白いと思ったり共感したりじんわりあったかくなったりするこの感じが最高です
1番好きなのは気分の浮き沈みの変化を山の天気の変わりやすさに例えて自然現象だからしょうがないよって答えているところ
人間も自然のひとつだもんね
あと
結局自分で突き詰めて考えなさい が多くて好き
明日読んだらまた違う感想を持ちそう
それくらい詩的な答えがたくさんあります -
小学生の頃、谷川俊太郎さんの詩が好きで、よく読んでいました。中学生以降はほとんど読んでいなかったのですが、最近本書に出会いました。装丁や絵がとても綺麗です。あったかいお茶を飲んでホッとするように、心が穏やかになりました。谷川俊太郎さんのように、正解がない問いに対して、自分なりの意見を持てる人間でありたいなと思いました。
-
谷川さん、後悔しない生き方なんて、
できるものなのでしょうか?
この宣伝コピーに腰砕け。
帯にあるような、いろんな質問に谷川俊太郎さんが答える、
いかにも「ほぼ日」な一冊。
前回のがものすごく良かったので、
今回も期待大♡でした。
お墓参りに関する質問の答えが、
わたし的にはご名答!
「谷川さん、結婚という制度について、どう思いますか?」と聞きます、もし聞けるなら。
・
東京オペラシティで開催中の「谷川俊太郎」展にて購入。 -
ひとつひとつの質問に真摯に答えてくれる
谷川先生の言葉がいい。
私もきいてみたいな、と思う。 -
これから何回も、何回も読み返すだろう。
驚くことは、谷川さんの答えだけじゃなくて、質問を読む時も自分の中に新しい感情を見つけること。あたたかくなったり、せつなくなったり、文を読んで湧いて出てきた自分の気持ちを大切にとっておきたいです。 -
おもしろかった
優しい気持ちになる
質問考えてみたくなる
姉妹編とは?
姉妹編とは?
コメントありがとうございます。
『谷川俊太郎 質問箱』という本もあります。
お薦めです。
コメントありがとうございます。
『谷川俊太郎 質問箱』という本もあります。
お薦めです。